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それは闇夜に咲く水仙かフリージアか。
食べ歩きそれは闇夜に咲く水仙かフリージアか。 黒に近いこげ茶が輝いている。 包み紙を剥くと、薄黄色の肌が現れた。 慎重に切り分ける。 ……
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僕の個性はいらない
食べ歩き草が揺れる。雲が流れる。 遠く波が押し寄せる。 雨が振りつけ、風が舞う。 僕らの目の前には、なにもない。 僕らの目の前には、すべてがある。 ふと注……
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幸せを分かち合うということ
食べ歩きおいしいとは、なんだろう? その意味をあらためて考えさせられた、時間だった。 "おいしさ"とはもちろん、料理や食べ物のおいしさにあるけど、そのまえにもっと大……
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粘膜が恋するチーズケーキ
食べ歩き粘膜が恋してしまうチーズケーキである。 口に入れると、ねっとりしっとりと、口腔内の粘膜にしなだれる。 噛むまでもなく、舌と上顎でつぶす。 そしてそのま……
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温かくもナイフのように鋭い。
食べ歩きオステリア・デッロ・スクード 3/11 リグーリア料理 どうしてこんな味が生み出されるのだろうと、毎回訪れて思う。 精緻でいながらどこま……
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ミルフィーユという弦楽四重奏
焦がす寸前まで焼き上げたパート・フイユテが、凛々しい香りを放ち、食欲をくすぐりながら崩れていく。 その一枚一枚は、花弁のように薄くはかないが、香りを、ほろ苦み……
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敦煌2/27
敦煌2/27 つぼみ菜の白和え 大根餅 たらの揚げ物 腸詰 白菜と干し貝柱の炒め物 水餃子 ……
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ゆっくりと。ゆっくりね。
日記ゆっくりと。ゆっくりね。 黒文字を差し入れた瞬間、生菓子からそう囁かれた。 半田「松華堂」の生菓子「梅日和」は、楚々と佇んで、人間の心を見つめている。 菓……
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これは危険である。
これは危険である。 食べれば、とろりと生地が舌にしなだれて、「理性を捨てなさい」と、誘惑する。 周りはしっとりとして、焦げるギリギリまで焼かれた表面の香りは……
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「ブリアンツァ]1/9<豆料理とめでたい正月料理 雑煮と栗きんとん>
食べ歩き「ブリアンツァ]1/9テーマ <豆料理とめでたい正月料理 雑煮と栗きんとん> 「北海道産小麦粉「春きらり」で作った、焼きたて食パンに、半熟玉子と白トリュフ……
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