ポエム
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「エスキスの料理 」 リオネル・ベカ
日記 , ポエム「エスキスの料理 」 リオネル・ベカ 今まであらゆる料理本を読んだ。 我が家には、和食からフランス料理、イタリア料理、中国料理、中近東料理、アメリカ料理、イ……
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今の政府にこの詩を送ろう。
日記 , ポエム今の政府にこの詩を送ろう。 人生亦有命 安能行嘆復座愁 酌酒以自覚 擧杯断絶歌路難 心非木石豈無感 呑声躑躅不敢言 人……
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湯豆腐が恋しい
食べ歩き , 日記 , ポエム湯豆腐が恋しい季節になった。 昔東京に雪が降った瞬間に豆腐を買いに行き、湯豆腐をしたことを思い出した。 湯豆腐を囲む人は、無口な人がいい。 それぞれが……
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永遠に向かって旅立つものよ。
ポエムひとかけらの雲もない天色の空に、緋色が伸びていく。 モミジの赤は熟れて、熟れて、自由を得た。 やがて凋落の時を迎えるかと思えば、ひときわ哀れが忍び寄る。 ……
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湯豆腐の歌
食べ歩き , ポエム年の瀬に思ふ。 身の冬の とどのつまりは、湯豆腐のあわれ火加減、うきかげん。 月は隠れて雨となり、雨また雪となれしかな。 所詮この世は、ひとり……
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ごぼうは、軽やかに、静かに、甘い。
食べ歩き , ポエムそのごぼうは、甘い。 軽やかに、静かに、甘い。 密かにご飯の甘みと一緒になって、天に舞い上がろうとしている。 帯広、和田農園のごぼう。 札幌「御料理 ふ……
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修羅と観音。ピアニスト向井山朋子氏の演奏に触れて。
ポエムピアノは、静かに歩き始めた。 最初は、束縛から離れた喜びで、軽やかに跳ね、舞う。 やがて森に分け入り、辺りをうかがうように、逡巡しながら進んでいく。 ……
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打ち立て蕎麦に、雌黄の雪が降る。
食べ歩き , ポエム打ち立て蕎麦に、雌黄の雪が降る。 蕎麦の朴訥とした甘みに、生カラスミの旨味添って、冬が深くなっていく。 すかさず宗玄のぬる燗を滑り込ませた。 ああ、蕎麦と……
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餃子よ、餃子。君はなにを想ふ。
食べ歩き , ポエム餃子よ、餃子。君はなにを想ふ。 柔き白肌、温もりに包まれ、なにを想ふ。 肌の一部を焦げ色に染めて、なにを想ふ。 おいしくなれと包んだ願いで体を膨らませ、な……
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僕が瀕死の際にあったなら、ひと匙、口に含ませてくれ。
食べ歩き , ポエム僕が瀕死の際にあったなら、ひと匙、口に含ませてくれ。 黄金色のテリーヌを、そっと唇に滑り込ませておくれ。 静かな旨みを舌と上顎でつぶしていくと、変わっていく……
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