魚介
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官能
日記三人が、同時に食べた。 無言。しばし無言。 「笑うしかないね」。同席の彼はそういった。 一週間半前の「コートドール」。「銚子産ノドグロの天火焼き」。……
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しみじみとうまし
日記三田「桃の木」。 香箱蟹老酒漬け雲丹が抱き合う悦楽に始まり、味付けと火の通しの精妙が光る料理15皿。 鴨の醤油煮のしなやかな火の通し、ツブ貝のスープ……
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香宮
食べ歩き「香宮」勝手に救済。変わらずレベルが高い。 フォアグラと無花果のアミューズから、焼味盆に始まり、「椒塩鮮石斑」。 清蒸もいいが、揚げてスパイスをつけることに……
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カキフライにかじりついたら
食べ歩き神田須田町「勝漫」。 カキフライにかじりついたら大ぶりな牡蠣が二個あらわれて、ぬめりと汁を滴らせながら光り、「早く食べろ」と叫ぶ。 写真撮っている場……
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鮎は生きていた
日記鮎は生きていた。 頭から齧りつけば、「バリッ」と音が響いて、皮も身も骨も粉々となって砕け、香りを爆発する。 その瞬間、「どうだっ」と鮎に叫ばれた。 鮎が自……
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「均一軒」。
食べ歩き新橋の路地裏に佇む「均一軒」。 絶妙な名前だと感心していたら、創業当初は均一料金でやられていたからだとから。 酒は剣菱、日の出高砂、賀茂鶴の三種のみ……
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祇園「又吉」
日記祇園「又吉」。 7皿目のズワイガニ。 雪が笹にかかって、食べていくうちに溶け、春が来る。
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生ガキのタルタル
日記「生ガキを食べた時、いろんな味がバラバラに口の中に入ってくる。折角魅力ある牡蠣なのに、もったいない」と思ったのが、智映さんが牡蠣のタタキを作ったきっかけだったと……
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アラの品格。
食べ歩きアラは強靭だ。 筋肉の繊維が、人間なぞに食べさせるかとばかり引き締まって、ただのデブではない風格と尊厳がある。 淡白ながら荒々しい(駄洒落ではありません)滋味……
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仙台「一心」
きくわた焼いて。
食べ歩き北海道では「タチやタツ」。青森県では「タヅ」。秋田県、山形県、福井県では「だだみ」。京都では「雲子」などと呼ばれる鱈の白子を、仙台「一心」で焼いてもらった。 ……
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