12/3夜: 銀座「ティエリー・マルクス」閉店
ヒラメのタルタル。ほっき貝。紅白ビーツ。サーモンのムース。フォアグラとうなぎ。「もやしのリゾット」。ハタのヴァプール。小鳩のロティ。
12/5夜: 渋谷「スーツァンレストン陳」
菰田料理長渾身の料理。10キロあったというアナグマの脂に、酸っぱ辛いスープが見事に寄り添う。火鍋の味わいも実にキレがいい。
「鳩の広東風焼き物」「穴熊の泡辣醤風味煮込み」「加藤ポークのロースとバラ、マメ、レバー、ハツ、タンの火鍋」
12/6夜: 目黒「ユニック」
手間ひまのかかるフランス肉料理を作るのが大好きですというシェフの気持ちが伝わってくる店である。この日も肉、肉、肉。8種類の動物を様々な料理で味わい、眠りつけぬほどコーフンした
- 「ヒグマ前足の骨つき赤ワイン煮込み」「鹿、猪、熊、森鳩、ウズラのパイ包み焼き・サルミソース」「スッポンと豚足のジビエスープ煮込み」
12/7昼: 虎ノ門「ピルエット」閉店
野菜料理が食べたくなると、ここに来る。南瓜だけを使ったスープもサラダも、主菜に選んだマッシュルームのグラタンも野菜愛に満ちている。デザ
ートのかき氷も秀逸南瓜のスープ。須永農園のサラダ。マッシュルームのグラタン。腿風味のかき氷
12/8昼: 上野「武蔵野」
昔からやっているとんかつ屋。都内屈指のお値打ち
「ロースカツ定食」
12/14夜: 荻窪「北京遊膳」
淡い味に仕立てる北京料理を今に伝える名店。斉藤料理長は、現在64歳。この品の味わいの料理は日本でもここしか味わえない。ぜひ今すぐ食べに行って欲しい
賽螃蟹 葱油鶏(葱油風味の温かな鶏の料理)和菜絲(豆腐絲や干し椎茸、人参などの千切りの和えもの)北京ダック 酔海蜆(しじみの紹興酒漬け)イカに 鹹蛋(塩漬け卵)を詰め込んだ前菜。扒四絲魚翅(ふかひれ、なまこ、豚肉、筍の煮込み)。紅焼有頭蝦(大正エビの煮込み 花巻添え)葱爆散肚(牛ハチノスと葱の強火炒め)砂鍋羊肉(羊肉の土鍋煮込み)。川滷麺(塩味のそば)鍋塌魚片
12/16昼: 六本木「ブリアンツァ」
ボリートミストをはじめとしたピエモンテ郷土料理がしみじみとうまい。そして白トリュフの官能。
「イベリコのサラミ」「菊芋のフォンティーナチーズかけ」「外腿肉のロースト、ツナソース」「ボリートミスト」「白トリュフのリゾット」
12/19昼: 銀座「サウール・ド・ソバ・カンセイ」閉店
フランス料理の「KANSEI」が始めた蕎麦屋。そばも素晴らしいが鴨火入れがいい「鴨南蛮」
12/20昼: 浅草「並木薮」
やはりここの鴨南蛮を食べないと冬が来ない。分厚い鴨肉、鉄分に富む鴨肉団子、こっくりと濃いつゆが相れる様が美しい。
「鴨南蛮」
12/21昼: 庚申塚「菊谷」
12/21夜: 銀座「Renge」
西岡流中華料理健在。この日は麻婆豆腐が素晴らしかった。辛さの中にカニと玉子、豆腐の優しいママいが溶け合ったエレガントな味わい
上海蟹ビスク 前菜盛り合わせ あかねほうれん草とポーチドエッグに白トリュフ。桃カニの麻婆豆腐。金華ハムのスープと浮き袋。真ハタの蒸し物、こぐまの手の煮込み、トラフグスープ、玉子チャーハン、黒トリュフブリュレ。
12/22夜: 銀座「みな美」
お上が一人で料理を作りサービスをする店。ここの野菜炊き合わせは天下一品だと思う。野菜の質さることながら、ここぞという一点で抑えた加熱と味付けに、背筋が伸びる。
そら豆。梨と柿と青菜の白和え。マグロの煮物。マグロとカンパチの造り。
カキフライ。松茸と牛肉の炒め飯
12/24夜:久我山「器楽亭」移転
変幻自裁の料理を次々と出す居酒屋。いやその魚や野菜の質と料理を考えるともはや割烹といってもいいかもしれない。
とろろ蒸し。 五郎島金時。かますずし。 蒸しアワビ。喉越しのいい塩辛。
ヒラメの白皮の縁側焼き。 軽く蒸した白子。揚げ物。お造り。香箱カニ。自家製カニ味噌。赤と青ナマコ。芹のおひたし、熟成いくらの卵かけご飯他
12/29夜: 赤坂「珉珉」
街の中華としての格を守っている店である。気取らず、庶民的な値段で提供
し、料理は素早く運ばれ、こだわりなどという野暮な言葉は使わず、丁寧な
仕事を自慢もしない。特に甘酢あんに逃げない作りたて肉団子がおいしかった
「雲白肉」「餃子」「肉団子」「ハチミツどり」「青菜の炒め」「カレーチャーハン」「焼きそば」