★お造り盛り合わせは、ウニ、平目 天然本鮪 シマアジで、どれも質が高い
★秋茄子の煮浸し いい塩梅で茗荷の切り方がいい
★子持ちイカの柚子煮はそのこっくりとした味付けに泣く。
★わけぎぬた和え(イカ)は、酒を呼ぶぬた地の味付けが憎い
★梅貝旨煮はなんと立派なのだろう。、
★子持ち昆布は、ああおかわりしたい
★蓮根まんじゅうは、味は濃いがいやらしくなく、いい意味でレンコンの野暮ったさを生かしていて心を温める
★ケンサキイカとわけぎの酒煮、その味付けの潔さがいい。
★小蛸のあつさり煮 酒を飲ませようとする味付けにやられる
★合鴨の竜田揚げ 合鴨を竜田揚げで初めて食べたがうまいもんですな。
★諸子の塩焼き 焼き方が精妙で、モロコの拙さがある
★地鶏カレー煮 ふふふ、笑う味。玉ねぎの美味しいこと。
飲みましたものは、
焼酎さつま小挽ソーダ
春鹿純米
八海山純米吟醸
宗玄
さつま小挽お湯割
春鹿純米御燗となりまして、これだけ食べて飲んで、計8500円。
なんとお安い。
地に足の着いた味わいで、オヤジ一人なのに次々と料理が出来上がって仕事も早い。
なんといい店だろう。
帰り際に紹介者の話となり、無口なご主人がポソリと言われた。
「なんでうちなんか紹介したんやろ。他にいっぱい美味しいとこあるのに」
いや、安いだけやない。
市井の誠実が大阪にはまだ残っていることが、嬉しくてたまらなかった。
太融寺「喬司」。