柚木元
★雉酒
この地方の昔からの風習で、雉に塩してカリカリにして焼いて、そこに熱燗を注ぐ。
これが本当の雉酒
今回は山鳥で
滋味が湧き水のごとく出てくる。
★熊の脳
バター醤油ムニエル
綿内蓮根で挟む、大葉
濃厚で微かに獣臭があり、唇にからみついてくる。
★熊の首肉のお椀
牛すね肉のようなコラーゲン。
酸味。熊の鉄分
ジビエが苦手な方もいるので、ギリギリのラインなので、全員で味見する
★鹿の心臓のユッケ
本州鹿は焼くと鉄分がある。
生が一番おいしい。3000メートルにいる鹿のみで使う。
その場で血抜きして、心臓マッサージして血抜きし、冷凍
ハツらしい食感微かに。
★猪と紅玉のおやき。
猪の脂の甘みと林檎の甘酢っぱさが響き合い、共鳴する。
★蕎麦がき。すんき漬け 蕎麦つゆの薄めたの
蕎麦がきは地元ではおやつだったという。 自分で箸を回して砂糖醤油をかけていた。
すんきの酸味とつゆの甘うまみ。
★クマの腕と足のミンチとロースステーキ玉ねぎと地元
小熊の腕肉ともも肉のハンバーグステーキ 柚餅子ソース
香茸乾燥、戻して、戻し汁とじゃがいも混ぜて、モンブラン絞り機で出して揚げる。
歯を押し返す存在感
★蒟蒻芋
蒟蒻でお餅をついて近隣に配り、消えてしまう。
余ったものを新年に胡桃和えにする。
素朴なあまみ。
★猪バラ肉の黒酢和え
きれい。
ようやく形を保っている。
歯が入ったなあと思った瞬く間に消えてしまう。
これはなに?
食感というものがない。
★野菜盛り合わせ
常盤牛蒡
ほうれん草、、グランドパセリ、かぶと紫大根
しみる
霜が降りる前に収穫して凍大根
凍人参
イエロークィーン
ピンク 煌めきという林檎
エシャロット、八朔、菊芋のフライ
切り干し大根を福神漬けにしろ皮カボチャ
★小熊の白湯鍋
松本一本ネギ
ネギとろとろ甘い
骨も脂も一筋縄ではいかない。
臭みが出るものもあるが
72時間炊いた
安定してこのスープは取れない
なにか強いような淡いようなこぐまの神秘が溶けている
★ガーリックライス
熊脂のガーリックライス
甘みがある。
噛み締めていくと、熊がいる。
★いちご
メーヤーレモンのジェラート
スィートレモネード