日本料理かんだ3/11
十三年間三つ星を取り続ける「日本料理かんだ」が、2/21元麻布より港区愛宕1-1-1 虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー 1Fに移転した。
待合や坪庭などを新しく設け、前店の内装を踏襲しつつ随所に古木などを配した店内は、広々となったが席数は変わらないのは素晴らしい。
神田裕之氏によるしなやかな感性で作られる料理がいただける。
3月頭にいただいたコースをご紹介したい
★蟹と蕨の白和
走りと名残を塩梅のすばらしき白和地であえて
★小鮎 湖鮎
成魚より肝と身のバランスがいい。 しなやかな味わい。
★ホワイトアスパラガス、徳島赤足海老と百合根の和風サバイヨンソース
ホワイトアスパラガスが素晴らしい、噛むほどに甘みが滲み出る。アスパラのミネラルを感じる。
★フグの身と皮 葱 胡麻豆腐 キャビア
別コラムを参照してください
フグの白子ではなく、胡麻豆腐の優しさとの出会いが実によく、身の噛みしめる旨味、胡麻豆腐の穏やかな甘み、キャビアの塩気が調和する
★揚げ白子
★そら豆とえびしんじようのお椀
赤紫蘇。いつも思うのは、出汁の綺麗さである。澄んだ旨味の中に深みがある。椀種のそら豆と海老の甘みが自然に結びついている
★マグロと小鯛握り。
毎回おしのぎのように出される寿司で食欲に弾みがつく。
★太刀魚とそら豆
ふわりと空気を含んだような太刀魚の繊細な甘みが、燗酒と合う
★ビュルゴー鴨 塩とわさびで。
鉄分に富む肉汁で喉がなる。血が甘い。
★わかめと蛤の椀 木の芽
わかめの出汁と蛤の滋味。
★ご飯
これも名物、桜海老のかき揚げを添えて
梅干し
★白玉あんみつ。
白玉を小さいボールにして あるので、寒天と均等に口に入るところがいい
★桜のアイスクリーム