白身魚
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金沢「「片折」
食べていいよ
食べ歩き黒漆器の中で、ご飯が湯気を燻らせている。 「食べていいよ」と、微笑みながら、囁く。 箸でそっとすくって、口に運ぶと、米は舌の上で、すくっと背を伸ばした。 手を……
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大阪「もめん」
1/15大阪「もめん」
食べ歩き1/15大阪「もめん」 ★フグの白子の茶碗蒸し。ゆりね 卵地のゆるさの塩梅が見事がいい。 ★伊勢海老のかき揚げ かき揚げといっても寄せ集めて揚げるかき揚げではな……
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銀座「すきやばし次郎」
今月の次郎。1月
食べ歩き今月の次郎。 小野二郎さんの握る寿司は、変わらずエレガントである。 シマアジは、なめらかな肢体をくねらせながら酢飯と舞い、スミイカは大人の気配の少しだけ手前とい……
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我が家の雑煮
食べ歩き我が家の雑煮は代々塩ブリ入りである。 これがないと始まらない。 ブリの脂と血合いの酸味が、そっとすまし汁に溶けていく風味が、しみじみとおいしいのだな。 ま……
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水天宮「日本橋蠣殻町 すぎた」
日本橋蛎殻町 すぎた12/26
食べ歩き★のつけのほたて 甘味の品の良さ クリクリというしなやかなアスリート。香りの甘みがいやらしくない。澄んでいる。 ★神奈川カワハギ 奥ゆかしいあまみ ★舞……
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赤坂「渡なべ」
寒鰆の塩引
食べ歩き「今日は、ご飯のお供に何をお出ししようかと考えたのですが、いい寒鰆が入ったので、塩引きにしました」。 それは危険である。大変危険である。 みた目は地味だが、特……
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数寄屋橋「すきやばし次郎」
今月の次郎。
食べ歩き今月の次郎。 しまあじが素晴らしかった。 しなやかさの中に筋肉を感じさせる肢体。 品のいい脂かほんのりとのって、噛んでいくと、奥ゆかしい色気が滲み出る。 スミイ……
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湯島「シンスケ」
「シンスケ」の肴は、整っている。
食べ歩き「シンスケ」の肴は、整っている。 銀杏塩焼きの殻の置き方。 ほうれん草胡麻和えの胡麻衣のかけ方、ゴマの散らし方。 ブリ塩焼き串の、大きさの揃え方。 刺身盛り合わ……
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四谷 たまる
「あんこう鍋」
食べ歩き荒木町に夜が忍び寄る。 路地の提灯が一つ、静かに点いた。 「あんこう鍋」と、墨痕鮮やかに書かれた文字が呼び寄せる。 かつてここは花街だった。 路地の右手は黒塀で……
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新潟 新発田「鮨 登喜和」
地方の寿司屋はこうでありたい。
食べ歩き大きなブリのすべてを、握りが飲み込んでいた。 ブリの魅力は脂にある。 特に腹身の脂は、強い。 だが握りにすると、ややくどい。 そこで新発田「鮨 登喜和」の小林さ……
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