大塚@「チェーラ」

イタリアの豆料理2題。

食べ歩き ,

豆部部長伊藤くん。
昨夜も豆部活動を行いました。
変わらず若いシェフは、一人でコテコテの郷土料理を作っています。
昨日は八人で前菜8種類、プリモ2種類、セコンド1種類を食べ、腹パンでありました。
豆料理は2種類。
一つは「皮付きそら豆と豚皮のカラブリア風煮込み」です。
豚皮下のコラーゲンの甘みが、戻した乾燥そら豆の甘みと共鳴して、なんとも気分がほっこりとする。
そんな料理でした。
安価な安価な食材で、長く作られてきた料理だけが持つ力強さと、毎日食べても飽きない暖かさががあって、これはきっとこの一皿全部食べる。
そんな料理なのでしょう。
僕もできればそうしたかった。
もう一皿はメインのたらの頰肉のフリットの下に敷かれたピュレです。
そら豆によるプーリアのプレディファーべで、甘みがなんとも優しい。
優しいが深い。
これもタラ頰肉コラーゲンと仲良く口の中で膨らんでいく快感が、ワインをぐいぐいと飲ませました。
夏前に閉店するそうなので、早く行かねばなりませんね。
しかし豆料理は、どうにも映えない、地味な色合いですね。
そこが好きなのですが。