魚介
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アラの品格。
食べ歩きアラは強靭だ。 筋肉の繊維が、人間なぞに食べさせるかとばかり引き締まって、ただのデブではない風格と尊厳がある。 淡白ながら荒々しい(駄洒落ではありません)滋味……
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仙台「一心」
きくわた焼いて。
食べ歩き北海道では「タチやタツ」。青森県では「タヅ」。秋田県、山形県、福井県では「だだみ」。京都では「雲子」などと呼ばれる鱈の白子を、仙台「一心」で焼いてもらった。 ……
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白子のガレット
食べ歩き「白子のガレット(折パイと薄焼きジャガイモ)レンズ豆のソース」 「コートドール」の冬の定番。ムニエルした白子と帆立のムースをあわせ、薄いパイに入れてジャガイモ……
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麻布十番
食べ歩き麻布十番「スリオラ」は開店後以来だが、本多シェフは確実に前進している。 「62℃で1分間火を入れた鯖、パセリとにんにくのソース、小玉葱のエスカバリーダ」の、し……
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元町「ヌーダ」
食べ歩き元町「ヌーダ」。であった 皮目だけをさっと温めたイワシを二匹、重ねている。 そう、温めたという表現がまさに正しく、今まで食べた事のない温度帯なのであった。 ……
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サザエ
食べ歩きサザエ。 おや。今まで食べていたサザエはどこに行った? 鮑のように力強く、しなやかで、味が深い。 色気を帯びて、心を包み、勃起させる。 この誘惑にはまっ……
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淡路のでんすけ
食べ歩き淡路のでんすけ(穴子)。煮詰めた玉葱そえ。 穴子は生きていた。歯を入れようとすると押し返し、命の様を弾き返す。 火を入れた穴子の、あのふんわりとした食感はな……
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クエと焼き野菜。
食べ歩きクエと焼き野菜。ピルピルソース添え。 「皮はカリカリで身はしっとり」とよく表すが、そんな次元ではない。 皮は熾火の力によって、クリスピーの限界まで水分を飛ば……
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銀座「ハプスブルグ・ファイルヒェン」
食べ歩き銀座「ハプスブルグ・ファイルヒェン」。 「KuK」時代と変わらず、神田真吾シェフの料理は、繊細と優しさに満ちている。 前菜の「毛ガニと丹波黒枝豆のマリネ カ……
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一匙すくい
食べ歩き一匙すくい、口に滑らせる。 空気を含んだテリーヌは、ふわりと舌の上に着地して、ゆるゆる溶けていく。 その瞬間だ。 濃縮したオマールのすべてが口の中で爆……
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