正直に言おう、長い間帆立を軽く見ていた。

• 東京,
• スペイン料理,
• 貝類

こんな帆立には、出会ったことがない。 正直に言おう、長い間帆立を軽く見ていた。 甘みにどことなく品がない。 香りも中途半端で切れがないと。 ところが……

赤坂「溜池山王聘珍樓」

炒飯の雄１　溜池山王聘珍樓

• 東京,
• 炒飯,
• 中国料理,
• ご飯料理,
• 貝類,
• 乾貨

山王パークタワー27階。眼下に広がる光景を見ながら、優雅に食事ができるレストラン。メニューに載る炒飯は12種類。 叉焼と芝エビが入った、基本の「廣州炒飯」15……

名古屋「得仙」

• 白身魚,
• 名古屋,
• 甲殻類,
• 貝類,
• 鍋なべなべ

名古屋「得仙」は、ある女流作家が、「予約している人が、ご不幸にならない限り席が空かない」という、一年中の予約が埋まってしまっている、アンコウ鍋の店。 すこし……

五反田「ヌキテパ」

「ねろり」。ASMRの快楽＜グルマトペ第5語＞

• 東京,
• フランス料理,
• 貝類

蛤を食べると、なぜかコーフンする。好きな人と目が合ってしまったときのように、心の鼓動が早くなる。 つるつるした粘液に囲まれた姿や、色合い、香りに、強い色香を感……

感動のように頼もしく

• 白身魚,
• 東京,
• ご飯料理,
• イタリア料理,
• 羊　ヤギ,
• 甲殻類,
• 貝類,
• パスタ

感動のように頼もしく、力強く揺らめいて、グラスを、我々の顔を照らし出す。 心を安寧に導く暖炉の灯りが、奥でうごめいている。 広尾「ＡＣＣＡ」の夜。 ……

攻め来る店

• 東京,
• 和食,
• 貝類

攻め来る店である。 蛤しんじょにバチコをのせた、濃厚な春の椀で舌を盛り上げたあとは、赤貝である。 もうそのお姿だけで色っぽい。赤貝独特の、ほのかな血の匂いが……

三歩先のダイナミズム。

• 東京,
• 和食,
• 割烹,
• 光り物,
• 魚卵　白子,
• 貝類,
• しる汁物

「世の中でつまらないものは、書家の書と、料理屋の料理だ」。 北大路魯山人は、常に語っていたという。 そこには、はしりを使い、技巧に走りすぎては、面白……

蛤

• 貝類

蛤を食べると、なぜかコーフンする。好きな人と目が合ってしまったときのように、心の鼓動が早くなる。 つるつるした粘液に囲まれた姿や、色合い、香りに、強い色香……

真珠のスパゲッティー

• 東京,
• イタリア料理,
• 貝類,
• パスタ

真珠貝と菜花のスパゲッティー。 ふだんは捨ててしまうというアコヤ貝の貝柱は、小柱より凛々しく、色っぽい。 ブリッと音が立つかのように歯が入っていくと、ほの甘……

カキフライにかじりついたら

• 東京,
• 貝類,
• 洋食

神田須田町「勝漫」。 カキフライにかじりついたら大ぶりな牡蠣が二個あらわれて、ぬめりと汁を滴らせながら光り、「早く食べろ」と叫ぶ。 写真撮っている場……