魚介
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キャビアというのは料理人泣かせではないだろうか
食べ歩きキャビアというのは料理人泣かせではないだろうか。 個性が強く、それだけで味が完結しているから、料理のしようがない。 缶ごと出すインパクトには負けてしまう……
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白い皿の上には
食べ歩き白い皿の上には、白い頂が、少しだけ誇らしげにそびえていた。 イカは、磯の香りを損ないように、パウロのオリーブ油で炒められ、上から少量かけられている。 カ……
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博多の夜はおのころ五合で
食べ歩き博多の夜は、おのころ五合で、シマアジやいさき、はたまたまぐろハラカミのねぎま鍋を堪能した後、もつ焼き塩田で決める。 タンを焼いて、ハツ生食べて、マルチョウと……
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オジサンたちは、お腹いっぱいでも
食べ歩きオジサンたちは、お腹いっぱいでも「フライ」と聞くと、抑制が効かなくなる。見境がなくなる。 この日も絶妙なタイミングで出される小皿料理に、何杯盃を空けたのだろう……
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お椀は、牡丹ハモだった
食べ歩きお椀は、牡丹ハモだった。 牡丹ハモといえば、最近は梅雨時期や梅雨明けが多い。 しかし本来は5月初旬のお椀だという。 脂がまだのっていない鱧は、舌の上……
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「レフェルヴェソンス」の春の一皿
食べ歩き食べながら、海を山を、春の山野を歩いていた。 魚は、噛んだ瞬間に海の豊穣を放ち、我々は恵みの深さに目を閉じるが、コンディマンとして散らされた山菜が、海と森の……
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「お造りは、めじまぐろとさよりをいただけますか」
食べ歩き「お造りは、めじまぐろとさよりをいただけますか」。 「はい」。 銀蔵さんは、いつものように魚を取り出し、刺身を造る。 分厚いサヨリにサクリと歯が入り、めじ……
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太刀魚は焼かないと甘みが出ない
食べ歩き「太刀魚は焼かないと甘みが出ない。しかし焼きすぎるとぱさぱさになってしまう。そこを一工夫しています」。そう神田さんはおっしゃった。 太刀魚の下に太刀魚の子や……
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銀座 「すきやばし次郎」
春の鯖
食べ歩き春の鯖をいただいた。 冬の鯖は、脂をみっちり身に付け、どうだと言わんばかりの力を漲らせて迫ってくる。 食べた瞬間に、舌を圧倒するうまさがある。 しかし春の……
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サク。サクサクッ。
日記サク。サクサクッ。 冷たい鯉を噛みしだく。 ほのかな甘さは、途切れることなく、ゆるゆると滲み、名水百選の川で育った鯉は、そのミネラルの恩恵を受けた滋味を……
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