割烹
(816件)-

新いくらには、命の目覚めが眠っている
食べ歩き新いくらには、命の目覚めが眠っている。 色気を伴い、品をまとって、こそっと香る。 口に含むと、はかなくつぶれて液体となり、喉に流れ落ちる刹那、ふっと香りを広……
続きを読む -

京橋「婆娑羅」
トマトすき焼きの魅力にハマる。
食べ歩きトマトすき焼きには、普通のすき焼きには戻れない楽しさがある。 鍋にオリーブ油をひいてニンニクを炒め、香りが出たら取り出し、トマトと玉ねぎを炒め、割下を注ぎ、牛……
続きを読む -

「いい仕事」の基本
食べ歩き赤阪渡なべ8/2 「いい仕事をしている」 料理を表すときに、よく使われる言葉である。 丁寧な味付けや、手間暇をかけた仕事などに使われることが多……
続きを読む -

白いご飯の誠実
食べ歩き最近、料理の最後に炊き込みご飯が出されることが多い。 それはそれで嬉しいが、米料理がでしゃばると粋ではない。 今までの素晴らしい料理が、流れてしまうからであ……
続きを読む -

徳山鮓に肉が来た。
食べ歩き徳山鮓に肉が来た。 新保さんとともに肉が来た。 遠く岡山県吉備の吉田牧場から南草津を経由したブラウンスイスが、高橋シェフの手によって焼かれていく。 「こん……
続きを読む -

ずるるっる。
食べ歩き徳山寿司の卵は淡黄色をしている。 オレンジ色と違い、命の初動を伝える、切ない色がある。 ところが白いご飯に乗せるとどうだろう。 さっきまでの淡黄色が、少し……
続きを読む -

日本料理の仕事
食べ歩き割烹で牛肉を出されると、悲しくなることが多い。 やはり牛肉は、才能ある焼き師に焼いてもらいたいと思うからである。 しかしここでは違う。 肉を運ばれた瞬間に……
続きを読む -

秋田「たかむら」の全料理
食べ歩き華美ではなく 派手ではなく、美しく。 もう東京から消えてしまった江戸料理が、秋田でひっそりと息づいていた。 賀茂茄子の甘みとすっぽんの滋味。 炊いたカブを……
続きを読む -

浜作6/25 料理教室
食べ歩き浜作6/25 出汁 夏でない。365日やっていてすっと昆布出汁が出るのは、100日くらい 出ない昆布は諦めて、カツオで調整する。 それを……
続きを読む -

遠雷のように近づく味。
食べ歩きその味は、遠雷のように、次第に近づいてきた。 湯葉豆腐は、固まっているようで固まっていない。 豆腐は、ひんやりと滑り込み、噛むまでもなく溶けていく。 ……
続きを読む