白身魚
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お造りは、スズキと鰹
食べ歩きお造りは、スズキと鰹。 スズキはほのかなうま味を体に孕んで、静かに甘い。 鰹はねっとりと身がきめ細かく、あぶり香とともに溶けていく その後は、桜エビ……
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ムニエルとは何か
食べ歩きムニエルとは何か。 「北島亭」の「かすべのムニエル ジャガイモ添え」には、その答えがある。 バターを焦さずに、じっくりと魚に火を通し、皮は香ばしく身はしっと……
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築地「パラディーソ」
食べ歩き築地「パラディーソ」。 気兼ねなき仲間と屈託ないおいしい料理で気軽なワインをがぶ飲み。 これ以上楽しきことがあろうか。 活生タコのさっと茹で、オリー……
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「風神」
食べ歩き「風神」と名づけられた椀を開けると、風神の袋が横たわっていた。 中に緑が霞んでいる。 汁をいただく。濃く、深い滋味が、唇をすり抜け、ゆっくりと舌に広がってい……
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今夜の傑作は車海老のしゃぶしゃぶ
食べ歩き今夜の傑作は車海老のしゃぶしゃぶ。 握りに見えるが、酢飯の代わりにキンキを抱いている。 今の時期ならではの淡い脂を持つキンキの甘みが、海老の熱情を盛り立……
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恵比寿「ルコック」
食べ歩き恵比寿「ルコック」。 ガスパチョは、熟れた果実のように濃密で、はちきれんばかりのうまさが胸を突く。 一口すくい、舌に広がるたびに、やがて来る初夏への恋慕……
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最初の一口は
食べ歩き最初の一口は、少し昆布を感じた。 しかしあいなめを突き崩し、食べたらどうだろう。 あいなめの甘味とつゆが滑らかに抱き合い、海の豊饒を誇りだす。 滋味……
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名古屋「得仙」
食べ歩き名古屋「得仙」は、ある女流作家が、「予約している人が、ご不幸にならない限り席が空かない」という、一年中の予約が埋まってしまっている、アンコウ鍋の店。 すこし……
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「たいしたことないじゃん」
食べ歩き「たいしたことないじゃん」。 恐る恐る口にして、素直にそう思った。 以前、ソウルでの経験が、強烈であったがためにそう考えたらしい。 しかし甘かった。 1……
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鱒、木の芽、幽庵、魯山人
食べ歩き , ポエム器と魚は、悠久の時を共に過ごしたようだ。 両者の間には、何の隔たりも異空もない。 ただただてらいのない、自然がよこたわる。 今箸が入れられる。……
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