肉
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青山「ラブランシュ 」
陰陽。明暗。
食べ歩き明るさがあるから、闇が深くなる。 陰があるから、陽に感謝する。 凛々しさがあるから、弱々しさが輝く。 世は、両極があるからこそ、美しい。 田代シェフの料理も……
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国領「ドンブラボー」
皿から口へダイブ。
食べ歩き「美味しくて、皿から口に飛び込んでくる」という意味を持つ料理、サルティンボッカは各地にあるが、最も有名なのは、ローマ風である。 仔牛肉を叩いて薄くし、生ハム……
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銀座「GINZ脇屋」
炉の料理。
食べ歩き中国料理だというのに、中華鍋を一度も使わない。 厨房には、北京鍋も広東鍋も置かれていない。 ソースは、胴の小鍋を使って仕上げる。 それゆえにどの料……
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白金「三和」
「精緻」。
食べ歩き「精緻」。 シェフの料理を食べると、いつもこの言葉が思い浮かぶ。 「精緻」と言っても、堅苦しいのでもない。 「精緻」と言っても、よそよそしいのでもない。 イ……
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虎ノ門「すき焼き あさい」
すき焼き三部作。
食べ歩きサカエヤの和牛ロースのすき焼き三部作。 まずはミディアムレアに炊いてもらった肉を、ふわふわ白身と黄身につけて。 次に少しだけよく焼きにしてもらった肉を、割下の……
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ソース。
食べ歩きフランス料理のソースは、フランス料理の思想であり哲学であり、フランス料理がフランス料理として成り立っているエスプリそのものである。 1800年台初頭に、マリ……
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大阪「とんかつふじ井」
夢見るミンチカツ。
食べ歩きサクッ。 衣を突き破った瞬間、歯はふんわりと包まれた。 羽毛の敷布団に横たわったかのように、歯が沈んでいく。 今まで様々なミンチカツを食べたが、この食感は初め……
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にくひがし。
食べ歩き★炊きたてご飯の煮えばなと白味噌 鯉の細造 白味噌椀の椀種は、牛の大動脈。「白味噌が主役ですので、味がない大動脈を選びました」 そのコリコリとした食感が、も……
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京都「なかひがし」
精神の継承。
食べ歩き今夜、72歳となられる料理人は、28年間の居場所であった厨房を離れて、奥様とともに客席のカウンターに座られた。 彼が独立して店を構えたのは、45歳の時だった……
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銀座「はち巻岡田」
江戸の味
食べ歩き東京府東京市京橋区尾張町1丁目に、小料理屋「岡田」が開店したのは、大正5年 秋のことだった。 頑固で職人肌の初代店主岡田庄次が、髪が落ちないようにと、豆絞りの……
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