九州
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カヌレと芋焼酎。
食べ歩きカヌレをこよなく愛すフランス人も、夢にも思わなかっただろう。 この伝統菓子が、遠く日本に渡って人気となり、芋焼酎や抹茶、みかんと結婚するとは。 鹿児島を代表……
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長崎県 小浜「BEARD」
裕福な時。
食べ歩き叶うことなら、毎朝飲みたい。 そう思った。 そのスープが、唇を過ぎ、上顎を撫でながら、舌を流れ、喉に落ちていく。 おいしい。 言葉にはしなかったが、心が……
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流れる時間
食べ歩き流れる時間が違っていた。 緩やかに時が刻まれている。 てらいのない、温かみのある空気が頬を撫でる。 調味料やスパイスは、出番を待ち、鍋や蒸籠は、火にか……
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長崎県 雲仙「pesceco」
茸と昆布とハムのスープ
食べ歩き上質なスープは、飲んだ瞬間に辺りが静寂となる。 毛穴が開き、心が弛緩していく。 そして目を閉じる。 このスープが、まさしくそうだった。 「pesceco」の茸と……
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長崎県 雲仙「pesceco」
波紋。
食べ歩き波紋は生きていた。 最初は小さく、次第に大きなうねりを生んで、心に広がっていく。 島原「pesceco」のカワハギのサラダである。 昆布水の泡にスプーンを差し……
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博多「コキンヌ」
マクワウリのスープ
食べ歩きマクワウリのスープである。 とこう書いても、どんな味だが想像できまい。 僕も飲むまで、予想がつかなかった。 とろりとしたスープは、舌にゆるゆると流れて広がって……
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熊本「アンティカロカンダミヤモト」
〜マンマの味〜
食べ歩き〜マンマの味〜 そのレバーパテは、なぜか懐かしい。 「ばあちゃんは、料理上手で、レバーを鉄鍋で赤酒や醤油を入れてよく炊いていたんです。これはその味を頭に描いて作……
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博多 「手音」
〜真実のアイスコーヒー〜
食べ歩き〜真実のアイスコーヒー〜 舌の上にアイスコーヒーが、ひんやりと流れ込む。 まだ飲み込まない。 舌の上に置いたまま冷たさを楽しみ、ごくんと飲み込んだ。 その瞬間……
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ちくわサラダを知らなかった。
食べ歩き恥ずかしながら、ちくわサラダを知らなかった。 タベアルキストであり、ポテトサラダ学会会長であるのにもかかわらず、知らなかった。 いくら熊本名物といっても、知……
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阿蘇赤牛
食べ歩き阿蘇の雄大な草原で、のんびりと草を喰む赤牛は、穏やかな眼差しで、毛並みが美しい。 寛容力のある眼差しで、知らない人間を、見つめるのだった。……
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