割烹
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いつか別れはやって来る。
いつか別れはやって来る。 寂しく厳しい、恐ろしいその日はやって来る。 叶うことならこのお椀を、永遠に飲んでいたい。 僕は歳を重ね、10歳上のご主人も、……
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宇和島の割烹「みよしの」にて
食べ歩き宇和島の割烹「みよしの」にて 大安より縁起がいい天赦と、新たなことを始めるに絶好の日、虎の尾に恵めれて。 みよしの 前菜 碓井豆腐 長いも うに、う……
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「実玲」
食べ歩き3/25京都「実玲」 コースでなく、アラカルトが用意されているのが嬉しい。 酒の値段が安い。 ご主人と奥さんが、誠実そうで感じがいい。 そして料理に工夫……
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芋としての甘えが一切ない
食べ歩き何気なく食べて、目を見開いた。 この写真だけを見て、即座に「いいね」を押す人も少ないだろう。 ジャガイモがどこまでもみずみずしく、シャキシャキと軽快な音を立……
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<夏の到来を伝える料理>
食べ歩き「きゅうりの酢の物をきちんと作る。高野豆腐や麩を正しく炊く。それができない料理屋や若い料理人が、多くなりました」。そう「浜作」のご主人、森川さんは言われた。 ……
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3/17大津「講」での「湖里庵」
食べ歩き3/17大津「講」での「湖里庵」 1. 氷魚 土佐酢かけ 七本槍 玉栄純米新酒 鮎の赤ちゃん。新酒のフレッシュさと氷魚の初々しさが合う。氷魚から漂うかすかな……
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「兆し」
食べ歩き一口飲んだ時、自分はそこにいなかった。 清らかな海にざぶんと浸かって、その豊穣を一身に受けていた。 二月の煮物椀は、「兆し」と題されたお椀である……
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我々への思いやり
食べ歩き揚げ出し豆腐を箸で割ると、豆腐の白い肌が現れた。 その途端、ふわりと豆の甘い香りが漂って、鼻先をくすぐる。 それは、「まだ食べないで」と、焦らすようであり、……
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「蛸八」で軽くつまむ
日記昨夜は、新京極近くの「蛸八」で軽くつまむ。 ご夫婦二人で切り盛りされる、カウンターだけの小体な割烹である。 6日ぶりのアルコールに、肝臓もびっくりしただろう……
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1月大夢
日記1月大夢は、お正月の料理だった。 題は「言霊」である。 言葉には霊力がある。 「おめでとう」と言ったり返したりすることで相手に幸福がもたらされる。 美し……
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