雀握り

• 東京,
• 和食,
• 貝類,
• すし

「赤貝を打ち付けると確かに身は締まるけど、細胞も壊すから、おいしくなるんです」。 「今日は、古い仕事をしてみます」。 そう言って、赤貝を握ってくれた。 「……

〜いきなりブーム〜

• 東京,
• 和食,
• 魚介,
• 割烹,
• ステーキ

〜いきなりブーム〜 1：30というのにこの行列である。確かに、３００ｇステーキが1000円は魅力かもしれない。でも、立ってステーキを食いたくない。 何か……

食べた瞬間、なにも言葉が発せなかった

• 高知,
• 和食,
• 魚介,
• 赤身魚,
• 居酒屋

食べた瞬間、なにも言葉が発せなかった。 中空をうっとりと見つめながら、唸ることしか出来なかった。 それは我々が知りうるカツオではない。 神……

今宵独酌「岩金酒場」。

• 東京,
• 和食,
• 居酒屋

今宵独酌、京成曳舟「岩金酒場」。 いつものおばちゃん３人が相手をしてくれて、料理も作る。 元祖ガールズバーである。 頼むはもちろんハイボール。シロップと焼……

修行させていただいた店のスタイルを

• 和食,
• 滋賀,
• しる汁物

「修行させていただいた店のスタイルを、最初はやっていたのですが、自分の年齢ではまだ早いと思い、若いからこそできる挑戦を、まずはいろいろやらせていただきたいと思っ……

鮑をじっくり

• 和食,
• 東京,
• 貝類,
• すし

鮑をじっくり蒸し上げる。 しかる後静かに寝かせて、染み出る脂とゼラチンをすくいとる。 そのゼラチンとバフン雲丹を混ぜ合わせてソースとする。 むっちりとした……

走る居酒屋

• 和食,
• 弁当　駅弁,
• 京都,
• アルコール

大井町にあるバーの女店主は、新幹線を「走るバルである」という名言を吐いたが、ならば私は「走る居酒屋］である。 今日はちょいとしゃれて「走る小料理屋」かな。 ……

大根が、命のしずくを滴らせ

• 和食,
• 割烹,
• 野菜,
• 根菜,
• 京都

酒粕汁の甘みが、舌を流れ、喉を静かに降りていく。 深々とした滋養が細胞に染み渡り、ふうっとため息をつく。 分厚く切られた淀大根を口に含み、噛めば、出汁のうま……

官能に直接会いに来るやつ

• 東京,
• 和食,
• 白身魚,
• 割烹,
• 魚卵　白子,
• 鍋なべなべ

こいつは、どうしていつも、官能に直接会いに来るのだろう。 他の魚の白子とは明らかに違う、無垢の禁断があって、舌と能をたぶらかす。 圧倒されるようでいて、品が……

甘鯛は甘えん坊

• 白身魚,
• 東京,
• 和食,
• 魚介,
• 割烹

甘鯛は甘えん坊である。 しかしそこをうまくおだてながら。時折刺激を与えると、異なる表情を見せる。 腹皮の蒲焼きは、甘えん坊の風味と甘辛いタレの味が出会い、な……