魚介
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虎ノ門「日本料理 かんだ」
キャビアとフグとゴマ。
食べ歩き「キャビアはフタを開けるだけなので、僕は使いません」と、言われたシェフがいた。 確かにその通りである、 だがだからこそ使い方を考えなくてはいけない。 この店で……
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鳥取「かに吉」
噛んではいけない。
食べ歩き噛んではいけない。 どんなことがあっても、蟹味噌のルイベは、噛んではいけない。 少しだけを口に入れたら、一回だけ甘噛みをして、舌先に載せる。 次に舌を上顎に上……
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静岡「瞬」
美しき仕事かな。
食べ歩き瞬の仕事は美しい。 例えば最後の鰻重のおしんこを見れば分かる。 同寸に切り揃えられた、大根と人参には精緻がある。 恐らく、毎月「京味」に通われ、料理人として目指……
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鳥取「かに吉」
食べてはいけない。
食べてはいけない。 一擤みした瞬間、頭の中で誰かが囁いた。 それほどまでに、甘みが澄んで、穢れがない。 天上から滴り落ちる、尊いつゆを飲んだかのような、禁断の……
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〈トゲクリ蟹の誘惑〉
食べ歩き〈トゲクリ蟹の誘惑〉 包装を解くと、まだご存命のようで生体反応があり、足を懸命に動かしてひっくり返ろうとしていた。 そいつを「ごめんなさい」と言いながら、熱……
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鳥取「かに吉」
これは蟹の哲学だ
食べ歩き昨夜一番衝撃だったのが、焼蟹である。 焼き立ての脚を、まずは箸を入れてそうっと身をはずす。 食べれば、繊維は無きかの如くにほどけて、無垢な甘さが滴り落ちる。 ……
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鳥取「かに吉」
「ならく丼」
食べ歩き一口食べた瞬間に、海の底に引きずり込まれた。 光の届かない深海でひっそり蠢く、蟹の霊妙がある。 柑橘を少し混ぜた熱々ご飯の上に、蟹肉に蟹味噌をたっぷりと混ぜ込ん……
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こういう渋い料理が大好きなんだよ。
食べ歩き料理はすべて地味である。 すべて茶色か、くすんだ緑色である。 しかしこんなインスタ映えしない料理を、29歳の若者が一人で作っているのかと思うと勇気が湧く。 ……
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京都「かね正」
京都のうなぎ茶漬け
食べ歩き , 日記今朝は、京都のうなぎ茶漬けをいただいた。 鴨川で獲れる川魚で、150年以上商いをされている店である。 ここのうなぎ茶漬けは、甘じょっぱいので、まず一切れ乗せて、……
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新橋「はづき」
鮭ください
食べ歩き「鮭ください」。 「しゃけふたつ」。 「まだ鮭はありますか?」 「なんにしますか?」「鮭」。 この店にいる間、10数人が入ってきたが、全員鮭の塩焼きを頼んでい……
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