名古屋
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錦のカレーうどんは、いけない
食べ歩き酔っ払って気がつくと、カレーうどんを頼んでいる自分がいた。 錦のカレーうどんは、いけない。 とてもいけない。 10回ほど噛んでなくなる、コシが……
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そっと噛むと
食べ歩きそっと噛むと、いたいけな甘みが滲み出た。 そして微かな切ない苦みもあって、その中には、これから天に向かって伸びんとする、命の躍動がある。 命の儚さが、体……
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とてつもない量の桜エビを使っているに違いない
食べ歩きとてつもない量の桜エビを使っているに違いない。 生の桜エビを低温のオーブンで焼いてから、野菜と煮出した鼈甲色のスープは、甲殻類の香りと旨みに満ち満ちて、豊か……
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アンコウの目の裏は
食べ歩きコリッ。くにゅ。ぷるん。シコッ。 アンコウの目の裏は、一言では表せない食感を持っている。 人間の咀嚼力を翻弄する、様々な感触があって、噛みゆくうちに、ゆるゆ……
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女将さんが思われる
食べ歩き女将さんが思われる、アンコウの一番おいしい時期はいつですか?」 「卵の大きい今の時期も、12月から2月の太った時期もよろしいございますけど、9月がいいとおもい……
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「料理の説明が爽やか」
食べ歩き「料理の説明が爽やか」。 同席者が言った。 須本シェフの料理の説明には、「どうだすごいだろう」という見栄がない。 実際は、「どうだすごいだろう」食材が使わ……
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「海老フリャー」
食べ歩き「海老フリャー」と記された一皿は、伊勢海老のフライだった。 焦げ茶の衣は、活きた甘えびを焼いて砕き、1週間干したものである。 手前は、伊勢エビの味噌だけで作……
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今年出会った「麺」ベスト6
食べ歩き今年出会った「麺」ベスト6花選(パスタと中国料理店のぞく) 順不同 名古屋「ミッソーニ」の「味噌煮込みうどん」もちろん最後は卵でね 京都「鳳泉」の「焼きそ……
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愛と精緻と
食べ歩き愛と精緻と、色気に溢れた料理は、何皿出されても飽くことなく、心をふるわせ続ける。 寄せたピュアホワイトは、ヨシエビのそぼろとほうれん草が乗せられ、振り柚子がさ……
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タベアルキストの不遇
食べ歩きタベアルキをしていると、よくあることである。 ある人をして、「今まで食べた鰻の中で最高」と、言わしめた田代屋へ、尾張瀬戸まで来たのに、臨時休業の紙が貼られてい……
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