「ブリアンツァ」のフリウリ-ヴェネツィア・ジュリア州郷土料理会9/10
イタリア料理には甘い料理は、ドルチェまでない。しかしなぜかフリウリ料理には、甘い料理多い。そのことを表すように最初に出されたのは
「グバーナ」というパンである。 アプリコットジャム、干しぶどう、シナモンによるパンで、どこか懐かしい思いがよぎるような、甘いパン
「ヨータ」 ザワークラウト 白インゲン豆のスープ(トマトのピューレ)
口いっぱいに広がる豆の優しい甘みにザワークラウト酸味加わる。この食欲が湧く感じはなんだろう。練れた酸味が豆によりそう
「鴨ハム」
パプリカやカイエンヌペッパーで粘土状に固めた、和歌山エトフェの
鴨のハム・フランボワーズヴィネガー 発酵バター
生肉やのようにしなやかで、しっとりと肉汁を含みながら、熟した旨味もある。少女のような肢体に熟女の妖艶を漂わせた、エロいハム
「フリコ」
モンタージオ9割リコッタ1割で作り、ジャガイモと玉ねぎを炒めないで、コンフィにしたことによって、なんとも柔らかい。
チーズがてれんと舌にしなだれ、その豊かなコクと油脂の旨味が広がる中じゃがいもと玉ねぎの穏やかな甘みが顔を出す
万人の顔を笑顔に変える料理ではないか。
フリコ屋をやってほしい
「バッカラトリエスティーナ」バッカラのミルク煮
塩抜きしたバッカラを4時間オーブンに入れて煮る
噛み締めていくとジワリとうまみが現れて来る
玉ねぎの甘みとオリーブの塩気ほんのり。
「チャルソンス」
生地ジャガイモ 中はジャガイモほうれん草、シナモン
発酵バター シナモン、チョコ 燻製リコッタチーズ
生地がもっちりねっちりとしてほの甘い燻製の香り、チョコの香りと甘み 軽さ。バランスが見事でエレガンスがある
「鴨の肉と肝と血のラグーニョッキ」
シヴェである
鴨猛々しさ、生命のたくましさが丸みと艶を帯びてラグーというソースになり、優しいニョッキを包み込んでいる。
できればこれを大盛り、いや2人前大皿でもらい、アマローネを相手にゆっくり夜を過ごしたい。
「グーラーシュ」 別項参考
ドルチェ「ティラミス」 元祖はヴェネト州かフリウリ州か談論続く
私を幸せにして私を上に引き上げて「ティーラミースー」
フリウリ州には、マスカルポーネとコーヒーリキュールによる「クレマトレスティーナ」というのがあり、そこからきたのかとも言われる
上にかかるはココアパウダーではなく エスプレッソパウダー。これの方がいい。