北の地に、色気のある料理が登場すると、どきりとする
外の澄んだ空気と色気が混じり合う、アンビバレントな夜に胸が高まっていく。
都会では出会わぬ、非日常である。
これがもし冬だったら、雪が積もった景色に囲まれながら食べたらと夢想すると、切なくなる。
星野リゾート「オットセッテ」の色気の伴う料理。
グリッシーニ
「宝箱」
トウモロコシガスパッチョ トウモロコシとガスパチョを違和感なく溶け合わせるセンス
毛ガニのフラン ルッコラソース カニミソ 小さいながら、毛蟹感が極めて高い
白レバームースブルスケッタ 隠れミッキー!!
ホタテと真鯛のムース
生ハムのプール 干し柿ブランデー漬け
グラナパダーノのチュイル
タラのクロケット 品がある味わい
マッシュルームのタルト 実に香り高い!!
「秋味」
皮目を香ばしく焼いた鮭といくらのコルノ
ルイベ からの発想。皮はカリカリに、身は半生。
ニラのソース ハーブや花の香り
ソラーレ
「海の恵み」
牡丹海老と甲殻類のエキスを染み込ませたクロスターチェのトースト 白バルサミコの泡をのせて 海老のソース
エストラゴン。春菊、セルバチコ
ピエモンテ
アルカートオレンジワイン
海老の様々な面と軽やかな酸味 野菜類の苦味バランスいい
「深まる薫り」
豚肉のラグーとおぼろ昆布のタヤリン
昆布の香り ぬるっとした感じ。豚の優しい甘みと合う
「夕映え」
キンキの、ゴルゴンゾーラソース 玉葱のグラディナー
スプマンテ蒸し
シチリアシャルドネ 果実味豊か たる香
キンキの脂のだらしなさをゴルゴンゾーラの練れた塩気がひきしめて、エレガントに転化する。、ソースの中で泳がせる感じで食べる
ゾースの酸味は、フレンチならでは。
「秋山」
山に踏み入れば 落ち葉に隠れた牛肉と茸のカルトッチョ
トリッパ たもぎ茸 アワビ茸
「思い出 」
ラベンダー香るティラミス風
「ラベンダーシロップ
金秋 濃厚なクレマフリッタ と洋梨のソテー プラリネのジェラート」