居酒屋
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銀座で、ここだけは異空間である
食べ歩き銀座で、ここだけは異空間である。 よる7時に店の扉をがらりと開けると、気分は江東区となる。 「いらっしゃい。」と、推定70数歳のおかあさんが出迎えてくれ……
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ネギぬたの純情
食べ歩き赤貝やマグロが入ったやつもいいけれど、ネギぬたの純情にはかなわない。 ネギとぬた味噌以上。 ネギの歯ごたえと味噌の甘辛さで、樽酒のヌルをやる。 ネギを……
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渋谷「大漁」閉店
茹で蛸。
食べ歩き「今日は久里浜の蛸が入ってんだ。刺身食べるかい」。 居酒屋の親父が嬉しそうに聞くが、僕はすげなく断る。 やがて夜が更けると、蛸は茹でられる。 その気配を感じた……
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「秋刀魚、焼いて」 <京都の平生>22
食べ歩き「秋刀魚、焼いて」。 「ゴメン。秋刀魚終わってしもたわ。鯖はどうです? 今日の鯖はいいですよお」。 「そんなん 押し売りやん。・・・・食べる」。 「一……
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「葱しゃぶ」と聞いて
食べ歩き「葱しゃぶ」と聞いて、腹が空く人は少ない。 僕もそうだった。なにしろしゃぶしゃぶといえば、牛肉や豚肉、鯛やハモといったタンパク質が主役になってこそ、威力が発……
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年明けに居酒屋をめぐる
食べ歩き年明けに居酒屋をめぐる。 その楽しみの一つに、この時期だけの「おせち」がある。 おせちやその残りを使った料理が、品書きに登場するのである。 散々おせちを食……
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二度手間ですいません。
食べ歩き「二度手間ですいません。レモンもください」。とツレが気を利かしたら 「お客さんなんだから、わがままどんどん言ってくださいねぇ」と、やっちゃんが渋い声で答える。……
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分厚いちくわが
食べ歩き分厚いちくわが歯に食い込む。 青海苔と油の香りが鼻に抜けて、胃袋を鷲づかむ。 ちくわのちくわたるほの甘みが追いかけて口を満たす。 笑う笑う。 すぐまさビ……
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長崎の夜を締めくくるのは
食べ歩き長崎の夜を締めくくるのは、誰がなんといってもラーメンではなく「かにや」である。 おにぎりは30種類。注文すると木枠に米を置き、ネタを包み、軽く握る、東京で言う……
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「焦らさないで」
食べ歩き「焦らさないで」。僕はサワラに、そうお願いをした。 脂がじっとりとのっているのに、品がある。 気高いシルクのブラウスで包んだ色香が憎い。 なんというサワラ……
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