中国料理
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升水白菜。
小さな椀に注がれた、鼈甲色のスープに白菜が一つ浮いている。 素っ気ないそのスープを一口飲んで、めまいがした。 飲んだ量は、ほんのわずかであったが、奥底に膨大……
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フカヒレに命を感じないのは僕だけだろうか
日記フカヒレに命を感じないのは僕だけだろうか? 生命の神秘は感じるが、血を感じない(。 銀座「趙陽」での春節料理の一皿、「松露排翅」。 見事な青鮫のヒレは、酸……
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しみじみとうまし
日記三田「桃の木」。 香箱蟹老酒漬け雲丹が抱き合う悦楽に始まり、味付けと火の通しの精妙が光る料理15皿。 鴨の醤油煮のしなやかな火の通し、ツブ貝のスープ……
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三田「桃の木」にて
日記アボカドを、心の底から愛していなかったことに気づいた。 様々な食べ方をして「おいしいね」といったりするのだが、真言ではなかった。 果物のようでいて野菜のよう……
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香宮
食べ歩き「香宮」勝手に救済。変わらずレベルが高い。 フォアグラと無花果のアミューズから、焼味盆に始まり、「椒塩鮮石斑」。 清蒸もいいが、揚げてスパイスをつけることに……
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変わってしまった事の一つに
食べ歩き変わってしまった事の一つに「ものに時間をかける」ということがある。 料理もその一つで、時間に制限がある現代では、「時間をかける」ことは難しい。 だが、時間を……
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六本木「厲家菜」
食べ歩き六本木「厲家菜」 「豚ばら肉と白菜と魚の浮き袋の蒸し物」。 スープを飲んで、ため息一つ、まろび出た。 「はぁ~」。言葉とならない感謝が、体を震わす。 白菜……
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慈しみ深き料理
食べ歩き慈しみ深き料理は、慈しみ深き人格から生まれる。愛因さんと。
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「龍天門」中国ほうれん草の塩にんにく炒め
食べ歩き「龍天門」。 中国ほうれん草の塩にんにく炒め 写真の春菊の腐乳炒めで、白いご飯を搔き込む。 こいつはいけねえ。箸が止まらん。 さらにここへ、「白身魚の蝦……
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曙橋「敦煌」
30年通っているが
食べ歩き30年通っているが、麺と水餃子以外 一度として同じ料理に出会ったことがない。 葉の香りを生かした「春菊と鳥の白和え」 鴨の肉汁が迫る「カモ肉ロースとの冷製」 精……
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