魚介
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ああ、時間よ永遠になれ
食べ歩き夜の帳が気配を見せる前に、暖簾を潜った。 「いらっしゃいませ」。 三席しかないカウンターの端に腰を下ろす。 品書きを睨みながら、「枝豆とビールをください」……
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茶禅華
食べ歩き茶禅華 青山緑水 茶を油化して 玉露と合わせて素麺、高貴な香り。 紹興香魚 あゆの背ごし。コリコリ。素っ気ないのに、色気がある。肝の酢 肝と 五粮香魚……
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鱧は震えていた。
食べ歩き鱧は可憐に、震えていた。 その震えは、生に対する喜びだろうか。自らの滋味を誇る、叫びだろうか。 歯をそっと入れると、一見淡い様子を見せながら、奥底に眠った猛……
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メイタガレイはしたたか
食べ歩きメイタガレイはしたたかである。 割烹ではめったに出会わないが、マコガレイやホシガレイにはない、しぶというま味を奥底に秘めている。 そしてそれを感じ取る人にだ……
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渡蟹はそそのかす
食べ歩き渡蟹と桃、メレンゲと内子パウダー。 間違いなく彼女は、不世出の天才だった。 いまだに蘇る味を反芻する。 これから決して出会うことないだろう独創は、鮮烈……
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元JASMINの山口シェフ、「仙ノ孫」の早田シェフ、点心の菅原シェフによる特別料理会が
食べ歩き23皿。 元JASMINの山口シェフ、「仙ノ孫」の早田シェフ、点心の菅原シェフによる特別料理会が過日行われた。 その皿数23皿である。 しかもどれも初めて食べる……
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「サエキ飯店」にて。
食べ歩き僕は飲んべえであるが、ここはどうあってもご飯である。 ★「イボダイ塩茹潮州地方の発酵豆ソース」からしていけません。 イボダイ自体は淡い味なれど、練れた塩気の……
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小さな食堂
食べ歩き西麻布に小さな食堂がある。 お客さんは毎晩4〜6人のひと組だけで、シェフ一人が切り守りされている。 肉も魚も仕込みはせず、お客さんが来てから料理を始める……
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静と動。 パッションとエレガンス。
食べ歩き静と動。 パッションとエレガンス。 相対しながら、深い部分で共鳴し合う二人のシェフが生み出す料理が、絡み合い、響きあう。 数々のコラボレーションに出たが、……
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「フルヤ・オーガストロノム」にはそれがある。
食べ歩きレストランでいただくフランス料理は、エレガントでなくてはいけない。 目の前に座った女性が、一口食べた瞬間「おいしい」と自分に囁き、目が少し潤む。 そんな……
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