貝類
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攻め来る店
食べ歩き攻め来る店である。 蛤しんじょにバチコをのせた、濃厚な春の椀で舌を盛り上げたあとは、赤貝である。 もうそのお姿だけで色っぽい。赤貝独特の、ほのかな血の匂いが……
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三歩先のダイナミズム。
食べ歩き , 寄稿記事「世の中でつまらないものは、書家の書と、料理屋の料理だ」。 北大路魯山人は、常に語っていたという。 そこには、はしりを使い、技巧に走りすぎては、面白……
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蛤
蛤を食べると、なぜかコーフンする。好きな人と目が合ってしまったときのように、心の鼓動が早くなる。 つるつるした粘液に囲まれた姿や、色合い、香りに、強い色香……
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真珠のスパゲッティー
真珠貝と菜花のスパゲッティー。 ふだんは捨ててしまうというアコヤ貝の貝柱は、小柱より凛々しく、色っぽい。 ブリッと音が立つかのように歯が入っていくと、ほの甘……
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カキフライにかじりついたら
食べ歩き神田須田町「勝漫」。 カキフライにかじりついたら大ぶりな牡蠣が二個あらわれて、ぬめりと汁を滴らせながら光り、「早く食べろ」と叫ぶ。 写真撮っている場……
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生ガキのタルタル
日記「生ガキを食べた時、いろんな味がバラバラに口の中に入ってくる。折角魅力ある牡蠣なのに、もったいない」と思ったのが、智映さんが牡蠣のタタキを作ったきっかけだったと……
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サザエ
食べ歩きサザエ。 おや。今まで食べていたサザエはどこに行った? 鮑のように力強く、しなやかで、味が深い。 色気を帯びて、心を包み、勃起させる。 この誘惑にはまっ……
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旬の歳時記 干し鮑
食べ歩き「レディタン・ザ・トトキ」の十時享氏は、干し鮑をフレンチに持ち込んだ。 試行錯誤を重ねた赤ワインの深紅のソースが、深い艶を解き放つ。 ナイフが、鮑に吸い……
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ラオリーバ
食べ歩き , 寄稿記事六本木の路地にできた小粋なスペインバル。 料理長以下、サービススタッフの大半が女性。 そのため暖かみに富んだ快活な空気に溢れ、心地よく、胃袋をあおってくれる。……
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肴は心憎く、選んでくれる酒がぴたりと寄り添う。
食べ歩き「あをき」「徳」とどうも気が収まらず、「釉月」救済へ。ああここは満席。 いい店だなあ。肴は心憎く、選んでくれる酒がぴたりと寄り添う。 北海道産の珍しい「おお……
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