和食
(1247件)-
大人の幼稚園
食べ歩き久々に銀座「浜作」を訪れたら、満員。 相席状態。 大人、 それも50を過ぎた私でさえガキに見られる、堂々たる大人たちばかり。 品がよく裕福で、地位のあろ……
続きを読む -
春の気配が忍び寄っている。
食べ歩き明日から立春だというのに、至極寒い。 だが日差しは春で、空気は凛と澄んでいる。 洛北の菓子屋「宝泉堂」で一人、毛氈に腰を下ろしてまどろんだ。 庭はもう、春……
続きを読む -
ふく福。
食べ歩き「四つ葉でふぐ食べて悟ったね。安いふぐ食うんだったら他の料理食ったほうがいいって」。 こう、うそぶくのは、自分を欺くためである。 「ほんとは食いたいけど……
続きを読む -
汁かけ飯論2
食べ歩き , 日記飯に汁をかけるという食方法は、平安時代以前からあったようで、『枕草子』や『源氏物語』にも湯漬けという名で登場する。 戦国時代の武将も、出陣前に湯漬けを食べ……
続きを読む -
赤坂「辻留」
凛としてゆるぎない。
食べ歩き , ポエムはちきれんばかりの身を張り詰めて、 まながつおは、凛としてゆるぎない。 箸を入れれば、ほろりと崩れ、 一片に溢るる甘みが、口の中で花開く。 みなぎる命いただき……
続きを読む -
鴨南そばの楽しみ。<江戸の常日>
「種物食う奴なんざ、粋じゃねえ。そばは千切れるし、繊細な香りが隠れちまう」と、断言するそば通の友人は、断固として種物を食べない。 でもわたしは、御高説を無視し……
続きを読む -
蟹 銀
食べ歩き新橋烏森口より七分、飲食街のはずれに店はある。アイヌの魔除け柱が門柱がわり。店内はアイヌ彫りの衝立などを配した郷土色あふれる内装だ。 突き出しのいくら醤油漬を……
続きを読む -
蟹大根鍋
食べ歩き浅草に「牧野」という店あり。 「いやだあ牧元さんたら、うちはふぐ屋で蟹鍋の店じゃないんだから。あまり人に言わないで」 と、女将さんは言うが、いいなが……
続きを読む -
京都「あじ花」
味はなあ。
食べ歩き京都に行くと、南座の裏へと足を運ぶ。 路地にぽつんと灯りがともる。 屋号は「あじ花」という。 お客はたいてい地元の客で、それも数々の割烹に行き倒したようなつわ……
続きを読む -
荻窪 四つ葉
四つ葉。
食べ歩き一口で言葉を失った。 それは、圧倒的な逞しさと澄んだ精神が宿った、いままで味わったことのないお椀だったのである。。 初めて四つ葉を訪れたのは……
続きを読む