魚介
(2157件)-
澄んだ空気と色気が混じり合う、アンビバレントな夜
食べ歩き北の地に、色気のある料理が登場すると、どきりとする 外の澄んだ空気と色気が混じり合う、アンビバレントな夜に胸が高まっていく。 都会では出会わぬ、非日常である……
続きを読む -
キンキは、濡れていた。
食べ歩きキンキは、濡れていた。 スプマンテで蒸され、そのソースが添えられ、トリュフをかけられて、濡れていた。 肉は、まだ生の水分を宿しているかのようにしっとりと……
続きを読む -
もう何も言うまい。
食べ歩きもう何も言うまい。このふたりがあつかう、マグロと牛肉は、命の発露がある。 命をみなぎらせて、迫ってくる。 それでいて優しく、かつ老練に迫ってくる。 ああ、……
続きを読む -
秋田「酒盃」
柔らかな燗づけが独酌を呼ぶ
食べ歩き秋田「酒盃」の素晴らしきところは、燗づけである 雪の茅舎、天の戸、飛良泉、刈穂。 それぞれの酒の良さを、ふんわりと滲ませ、心を包みこむ。 独酌がしたくなる……
続きを読む -
グリンピースとハム 田鰻
食べ歩き「老吉士」での好物、グリンピースとハムの炒めを頼んで、これはご飯だなと豆ご飯。 豆の優しい甘みとご飯の甘みが混ざって、笑い出したくなる味である。 次に田鰻の……
続きを読む -
「蟹王府」上海
食べ歩き「蟹王府」上海 酔っ払い蟹 氷蟹ミソ 菱の実の茎 塩鶏 20匹分の蟹の胸肉を蟹ミソの合わせ炒め。パリパリの皮に包んで、黒酢を固めたものを乗せて食べ……
続きを読む -
中国で一番美味しい料理に出会おうと思ったら、人の家。
食べ歩き四年間育てたガチョウの頭のルースイ煮 四年間しぶとく育っただけに、面の皮が厚いというか、その皮を噛みしめる喜びあり。 みる貝と中国バジル和え物。大きなみる貝の……
続きを読む -
カニミソ入り大龍包
食べ歩きチュウっ。 小さい穴を開けた包にキスをして、吸った。 熱々の蟹ミソが、濃密なエキスとなって口に流れ込む。 舌がコーフンしている。上顎が、赤面している。 ……
続きを読む -
どちらの精にもおぼれたい。
食べ歩き卵はそう。 温かみを内包しながら、てろりと舌に甘えてくる。 ミソはそう。 危うい秘密を隠しながら、とろりと口の中を埋めつくす。 上海蟹の卵とミソが、……
続きを読む -
こんな綺麗な味のアワビはない。
食べ歩き連れは、世の中で一番アワビが好きだという。 子供の頃あまりにも好きで、「大きくなったらアワビ漁師と結婚する!」と宣言をし、父親から「アワビ漁師は、ア……
続きを読む