魚介
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めばるは
食べ歩きめばるは、生きていた。 ほろりと崩れると、花弁が舞うように舌の上で躍動する。 こんなにも品のいい甘みを持った魚だったのか。 しかも、その甘みの中に、しぶとく、濃……
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蓋を開けた瞬間
食べ歩き蓋を開けた瞬間、「わっ」と叫んで、また蓋をかぶせてしまった。 それほどに光景が眩しく、優しい匂いに包まれて、恐れ多い。 もう一度、ゆっくりとふたを取った……
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女かに汁
日記女かに汁. これを食べに鶴岡いな舟に、来たのだの。 単純に、女かにを味噌汁の具にしたものだけど、そんなものにこそ極みのうまさが宿っている。 &……
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10日間
食べ歩き10日間寝かしたというクエは、蒸されて、誇らしげにうま味を舌にのせる。 実は俺って、うま味がこんなにも濃いんだぜと、自画自賛。 惚れても知らねえよと、鼻高々……
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柔らかい
食べ歩き柔らかい。うま味も甘みもどこまでも柔らかく、静かに舌の上を滑っていく。 「智映」で出された、「鱧と松茸のすき煮」を一口飲んだ瞬間、皆息を吞んだ。 小豆色のつ……
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淡路島の鯖は
食べ歩き淡路島の鯖は、まだ命の息吹の気配があって、どうなの?と、尋ねてくる。 脂はあるがいやらしくない。純なうま味のキレが良く、食べた瞬間に笑い出してしまう。 ああ……
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高雄の旗津は
食べ歩き高雄の旗津は岬の先頭で、数多くの海産物料理屋がある。 しかし我々の車は、その少し前で曲がり、小さな港にある「金聖春活海産」の前で止った。 地元の方いわく、旗……
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二軒目は魚湯
食べ歩き「二軒目は老舗の優しさで」。 看板には80年とあるが、その看板自体が古ぼけている。 店頭で魚湯を作るは、3代目か4代目か。 小さく、粗末な店ながら、隅々ま……
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高雄 まずは昼に5食
食べ歩き高雄の昼と夜の報告は後にして、今度は台南で食べまくっております まずは昼に5食いっておきました。 台南といえばこれでしょう。蚵仔煎。石精白蚵仔煎店。 牡蠣……
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鄭記土魠魚羹の土魠魚羹
食べ歩き鄭記土魠魚羹の土魠魚羹。 サバに似た、虱目魚(サバヒー)の切り身をマリネし、水と小麦粉溶いた衣に潜らせて揚げ、スープを注いだ料理である。 揚げた魚が香ばしく……
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