魚介
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銀座「すきやばし次郎」で
タコと栗。
タコの握りを食べて、思わず「うっ」と叫んだ。 茹で立ての熱々を切り、人肌くらいで握る。 口に運べば、栗に似た、まあるく甘い香りが口から鼻に抜ける。 思わず口を……
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栗山町「「味道広路」
これが日本料理。 栗山町味道広路
食べ歩きその店は夕張郡栗山町にある。 札幌の西方、約30キロ離れた町で、札幌から電車で1時間、車で1時間半かかる。 しかも電車もバスも1時間に一本以下という不便な場……
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僕はいままで鮎のなにを見てきたのだろうか。
食べ歩き僕はいままで、鮎のなにを見てきたのだろうか。 一口食べて唸り、考えた。 鮎を西洋料理で出すのは難しい。いや日本料理だって、岐阜「泉屋」の泉さんが焼く塩焼きを……
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ただのゆで卵がなぜここまでおいしいのだろう。
食べ歩きただのゆで卵がなぜここまでおいしいのだろう。 トマトの甘みが玉子を包み込んで、食べた瞬間に大笑いしたくなる愉快がある。 きっと、トマトをどこまで煮詰めれば正……
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「つながり」。
食べ歩きその店は、住宅街にひっそりと佇んでいた。 女性のサービスがいい。店を、料理を、酒を、シェフをこよなく愛していますという心根が、嫌味なく滲み出て、気分をよくさせ……
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カリッ
食べ歩きカリッ。皮が下の歯にあたって音を出す。 ふわり。身が上の歯を招き入れて包み込む。 余呉湖のうなぎは、香りがいい。 噛みゆくうちに、噛みゆくうちに、エ……
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昨夜のベスト 博多ではしご酒
食べ歩き昨夜のベスト 1軒目が 鳥里庵の皮と豚バラ 皮裏のふわりと表のカリリが見事。 2軒目が 信の海鮮丼 ただ海鮮を乗せただけの凡百の奴と一線 を画す味わい。のせる……
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わけのしんのすとは?
食べ歩き佐賀弁で「わけのしんのす(意味は、この時間帯では書けません)」と呼ばれて愛されるイソギンチャクは、一般的には味噌で煮て食べられるという。 牡蠣の肝のような食感……
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一口食べた途端目の前の霞が晴れた
日記一口食べた途端、目の前の霞が晴れた。 心が安寧に包まれて、のったりと横たわった。 凍み豆腐とウニ。 抱き合いそうもない二つの食材が、なにごともなかっ……
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鱧は
食べ歩き鱧は、旺盛な食欲と鋭い歯で、海の豊穣を余すことなく身体に蓄える。 豚は、飽くなき食欲で肥えに肥え、大地の恵みをでっぷりと抱え込む。 海と陸の生物は出会い、互……
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