白身魚
(1069件)-
甘辛く味付け、ご飯とかきこむやり方が、一番似合う
食べ歩きのどぐろがふわりと崩れて、舌の上に乗った。 甘辛く、それでいて品のある漬け地と、脂の甘みが抱き合い、高みに登っていく。 慌ててご飯をいただけば、その甘い香り……
続きを読む -
魚の甘さが、咀嚼によって膨らんでいく。
食べ歩き白身魚は、最初からうまみがきてはいけない。 喉に落ちる刹那に、うまみが深まるのがいい。 その握りがまさにそうだった。 「しこり」と囁くような弾力があって、……
続きを読む -
骨抜き鱧の造り
食べ歩き「誰に聞いても、やり方しらんで、試行を重ねて5年ほどかかりました」。 骨抜き鱧の造りである。 漁師の藤本さんから届いたばかりの巨大な、2.5kgの鱧をさ……
続きを読む -
高貴
食べ歩き食べてはいけない。 その刺身を食べた瞬間、本能からそう囁かれた気がした。 危険なのではない。 噛んだ時に、触れてはいけない高貴を感じて、本能を慌てさせ……
続きを読む -
鉄板焼き専門店「プランチャ」の楽しさ
食べ歩きバルセロナのサン・ジョゼップ市場で、初めて鉄板焼き専門店「プランチャ」に出会った。 目の前に置かれた、魚介類や茸、野菜などを指差して焼いてもらう。 実に簡単……
続きを読む -
溌剌たる命を宿すリゾット。
食べ歩き噛むと、キタアカリがほろりと崩れて甘い湯気を口に満たし、米の甘みと静かに抱き合う。 そこへクレソンの軸がシャキリと弾んで、清涼なる風を起こす。 藤本さんが獲……
続きを読む -
片折6/8
食べ歩き片折 ★スナップえんどうのお粥。塩味なし ★お出汁 北海道せんそうじの利尻昆布 静かな豊かさ ★あいなめのお椀。吸口も椀ツマのなき。、……
続きを読む -
素性のわかる料理
食べ歩き「素性のわかる料理を作ろうと思うんだよね」。 僕がこの世で一番好きな店のご主人は、そう言われた。 もう70を超えられて、いつ店を辞められてもおかしくない。 ……
続きを読む -
「山利のしらす」をかけてみた。
日記サッポロ一番塩ラーメンに「山利のしらす」をかけてみた。 ただし右後方に写っているように、しらすの味わいの優しさと微かな塩気に敬意を表して、粉末スープを3/1ほ……
続きを読む -
穴子
ぽってりと太った穴子が、ふわりと唇に当たると、そのまま噛むでもなく消えていく。 極限まで柔らかく煮た穴子をそっと握る。 空気を含んではらりと散る酢飯と、淡雪の……
続きを読む