フランス料理
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皿から自分の個性を消したら
食べ歩き「皿から自分の個性を消したら、野菜の香りがしたんです」。 いわき市のフランス料理店「Hagi」の萩春朋シェフは、訥々と話しだした。「世界中から集めた食材を使っ……
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こんなにかけるんですか?
食べ歩き「こんなにかけるんですか? と言ってしまうくらい、グリュイエールをたっぷりかけるんです」。 チーズのうま味が心を溶かし、玉子の甘みに腹を抱えて笑い、きのこの香……
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サラダは男だった。
食べ歩きサラダは男だった。 葉脈を傷つけられ、塩と赤ワインヴィネガーをすりこめられ、オイルをまぶされる。 「どうだお前ら、まだ生きているか? お前らの力を見せてみろ……
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<タベアルキストという仕事>
食べ歩き<タベアルキストという仕事> 月曜日 夕:渋谷「ゆうじ」 塩焼肉テール茶漬け、しびれ茶碗蒸 夜:青山「クリスタリーヌ」 古典フレンチの会 火曜日 夜:青……
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「フロマージュ・ド・テット」
食べ歩き「フロマージュ・ド・テット」に初めて出会った時、なぜ豚肉なのにチーズを名乗るのか? と思った。 調べてみると、フロマージュの語源はローマ時代にさかのぼり(注1……
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自分を律する
食べ歩き , 寄稿記事ありふれた食材から奇跡を生み出すという意味で、「ティエリー・マルクス」の「もやしのリゾット」にも、感銘を受けた。 口にすれば、チーズと茸が重なり合った、厚……
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黙って肉を見つめ
食べ歩き黙って肉を見つめ、油をかけ、裏返し、触りながら、彼は肉と話している。 「どうだい? いい気分かい? 余分な水分が抜け、肉汁はたぎってきたかい?」 肉を焼く時……
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白桃は望んでいるのだろう
食べ歩き , 日記白桃は望んでいるのだろう。 日本人が、宝物のように扱い、気品のある甘さを汚さぬように扱っていることに感謝しながらも、望んでいるのだろう。 私をもっといたぶっ……
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左鹿、右牛。
食べ歩き左鹿、右牛。 コンソメである。 ここにトリュフを削り落とす。 見た目は、炭かゴミが混入したコニャックのようだが、顔を近づけるといやらしい。 唇をつけると……
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イサキは
食べ歩きイサキは、皮と皮下がうまいのだが、青臭さもあるので、これでもかと突っ込んで焼く勇気が必要である。 それでいて、身はしっとりと仕上げなければならない。 すると……
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