臓物丼

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<成都満腹報告〜臓物丼>
郊外の巨大ショッピングモールにある、「丁畔土鍋香」にて20皿の宴席。
家族連れが談笑する、日本ならさしずめららぽーとの飲食街といった感じである。
家族連れが「麻婆豆腐」や「回鍋肉」をつつく光景は、まあ予測範囲内。
しかし、「フナの煮込み」、「センマイのスープ煮」、「ヤクの内蔵スープ」を、おじいちゃんおばあちゃん、孫達がつつき合う。
これが成都なのである。
20皿の中で、はまったのは「レバー炒め」。
ただの豚レバー炒めではない。ササゲの漬け物と唐辛子の炒めである。
レバーの鉄分の味わいに、練れた塩気と辛味がまとわりついて、箸が止りません。
これは大変だと、すぐさまご飯にかけて、丼としたのである。
まいったのだな。