~串カツの頂〜

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~串カツの頂〜
なんておいしんやろ。
何度呟いたことか。
噛んだ瞬間、顔が崩れ、唸り、身体の力が抜ける。
自分の串カツ史上、最高峰の串カツである。
軽やかでいながら、食材の味わいが生き生きと口の中で爆発する。
なにより油がいい。
オランダ製のラードは、香りが甘く、コクがあって、胃にもたれることがないのである。
串を食べ終えた後に、ふっと漂う甘い香りがたまらない。
加えて食材の質が、極めて高いのである。
考え抜かれた創作の串もいいが、ヘレ、豚紫蘇巻き、ハモ、穴子、キス三つ葉、車エビなど、一流天ぷら屋以上のネタを使った串カツは、なにもつけずとも十二分にうまい。
ことにヘレと豚肉はなんでしょう。噛んだ瞬間に、恋をしてしまう品と色気がある。
創作串も素晴らしい。例えばトウモロコシは、蒸してからバターソテーしたトウモロコシを、マッシュポテトとクリーム合わせたタネで繋いでいるが、その緩さが絶妙なのである。
ソースは、塩、芥子ソース、自家製ウースター、醤油ソースの他、タネに酔っては、味付けして出される。それがまた完璧である。
パン粉も特注で、品川から取り寄せていると言う
いずれも、67歳になられる店主長谷川さんと弟子たちが、店終了後に明け方までかかって、試行錯誤するという。
組み合わせだけでなく、この味付けに持っていくには、そのインゲンや三つ葉が適しているか、数種類とって、徹底的に検証する
そうして生まれた美しき結実なのであった。
串カツの至高。一つの料理を突き詰めると、かくも気品を備えるのかという真理がここにある。
それでは、関西では「もめん」と並んで予約至難、芦屋「あーぼん」の全記録である。
エビとオクラの春巻き。ホタテのダシかけ。
エビとチーズと鯛のすり身と生湯葉と大葉巻き ヘレ。焼き茄子茗荷。
車海老。レンコンカレーミンチ詰。椎茸海老すり生姜。
豚の紫蘇巻き。はも。里芋カニ柚味噌 クリームチーズとバジルに生ハムとエリンギ。キスの三つ葉巻。フォアグラと米茄子。マッシュルーム入りクリームコロッケ。タコ足。絹さやのベーコン巻。
伝助アナゴ白髪ネギ。自家製胡麻豆腐。 シメジを豚バラ巻。トウモロコシジャガイモとクリーム。中国松茸。牛の味の濃いところサイドマッスル。ケンサキイカ。松茸。セセリ。桜餅とカスタクリーム。
茶そばと揚げ餅だし茶漬け。