南紀白浜 「長久酒場」

ずっと憧れだった。  

食べ歩き ,

ずっと憧れだった。
日本三大酒場の一つとされる、白浜「長久酒場」である。
20数年前Dancyuの酒場特集で見て以来、長く長く、恋い焦がれていた。
ちなみに他の二つは、東京の「岸田屋」と大阪の「明治屋」だという。
4時開店だが、瞬く間に満席となり、次々と入ってくるお客さんに、「すいません今満席なんです」と、ご主人が詫びる。
昨日の刺身では、アジもハゲ(カワハギ)も良かったが、カツオが素晴らしかった。
今まで散々高知で良きカツオを食べてきたので、カツオの目利きだけは自信があるが、昨夜のそれはまさにもちガツオと呼ぶにふさわしい体躯である。
噛むことが喜びとなる、カツオである。
さらに目の前の網焼きで焼く、うつぼや鯨も絶好の酒の肴である。
特に鯨は、半身焼きにし、生姜醤油をつけ直して少し温めたのが、たまらない。
鯨内臓類を茹でて、ポン酢ともみじおろしであえた「くじらのウデモノ」も、それぞれの食感楽しく、笑ってしまう。
その他まち針で身を取り出す、クロベ(シッタカ?)やサザエの刺身、サンマ寿司、太刀魚のみりん干しもよかったな。
楽しい時間をすごさていただきました、ありがとう!!
ちなみに僕の三大酒場は、東京が「鍵屋」、「シンスケ」「江戸一」で、
東京以外の三大酒場は、名古屋「花いち」、小田原「杵吉」、武雄温泉「塩梅」である。