人が見たら、腰を抜かすに違いない。
一回の食事で、スリランカ人一週間分という種類の料理を食べた。
元々スリランカのカレーは、我々が思っているのとは違う。
我々は、ご飯に沢山ルーをかけて食べる。
だがスリランカでは、ルーが少ない。
9枚目や、10枚目の写真を見ていただければわかるが 、カレーは「えっ? なんでケチってんの? これじや全然足りないよ」という量である。
しかし現地では、もっと辛く、塩分が強いので、少量でご飯を沢山食べるのだという。
カレーだけでなく、惣菜も数点乗るので、それと混ぜ合わせて食べるのが、通常なのだという。
今回の会場は、モダンスリランカ料理の「ホッパーズ」である。
普段は辛くなく、モダンで繊細なスリランカ料理を提供しているのだが、シェフのラサンタが帰国して、現地からスパイスやら食材を持って帰るというので、、現地のママの料理をお願いした。
題して「ラサンテ好きにして 」の会である。
故にコースであり、多皿出してもらう。
まず、生のココナッツを割り、特殊な機械で果肉を削り出し、お湯をかけてしぼり、それでココナッツクリームとジュースを作る実演から見せてもらった。
そして次に、スリランカの鰹節をでかい爪切り状のペンチで削りとる作業も見せてもらう。
1.ウダワダ フィッシュソース/ズワイガニカトゥレットコロッケ
ウダワ豆のワダ(南インドでお馴染みドーナツ)にカレーリーフチャツネをはさんだものと、ズワイガニのコロッケ。揚げカレーリーフをそえて。
2. エッグホッパー
店名にもなった、米粉とココナッツを混ぜ発酵させた生地に卵を落とし、ホッパーという小さい中華鍋状のフライパンで焼く料理
カッタサンボル (削り鰹節で作ったふりかけ」をつけて食べる。
ホッパー米粉にココナッツ入れて発酵させたもの。
3. ストリングホッパー
米粉とココナッツを混ぜた麺を押し出し、ホッパーで調理し、車海老とモリンガ、カレーカレーリーフのカレーを添えて。
柔らかい極細麺がカレーを吸っておいしい。
4. ピットゥ マナガツオカレー
米粉とココナッツスライス蒸しビットゥをそえて。
真魚鰹出汁が出ていて、おいしい。
5.ポルロティ ポークカレー
強力に辛い。添えだのは、雑穀の一種シコクヒエで作ったパンのロティ。
6.ライス & カリー
いわゆるインドのミールやネパールのダルパートのような定食をスリランカではこう呼ぶ。
すチキンカレー、パリップ(豆カレー鰹節が効いている)、ゴツゴラサンボル(つぼ草 のふりかけ)、オクラテルダーラ(炒め煮)、ポルサンボル(ココナッツふりかけトマトなどを使った鮭のふりかけ色)、ナスドライカレー(スリランカの発酵塩魚を使った、ハムユイ的匂いのするカレー、面白い!)パパダン、 四角豆マッルン パパ ダン(インドで言うところのババどう豆煎餅)。
- デザート
ドライフルーツケーキ。ムングリ豆の甘く煮て揚げたもの。コキス「小麦粉揚げた素朴なもの甘くない)冬瓜のような野菜を蒸して揚げて蒸して揚げたもの。
いやあ面白かった。
かなり食べたが、胃もたれ感は一切なく、すっきりとしながら、満足感がある。
スリランカ恐るべし。
Srilankan Dinner by Mahesh Lasantha chef