京都「二条 みなみ」 いも たこ なんきん。 2023.06.14 食べ歩き , タコ , 和食 , 果菜 , 割烹 , 京都 , 根菜 , 豆 Tweet 小芋は、固すぎず、柔らかすぎず、歯を入れると、すうっと吸い込まれる。 出汁を含んでいるが、芋の味を超えていない。 蛸は、自らの滋味を膨らまし、柔らかく炊かれているが、筋肉の躍動をほんのりと残して矜持を見せる。 そしてカボチャは凛として佇むが、煮崩れぬギリギリの極で、噛めばふわりとムースのように崩れて、じっとりと甘みを出す。 鱧の湯引きと甘鯛の揚げ物の間に出された一皿が、心に染み入って、安らかな時を運んで来る。