京都なかひがし3/29

日記 ,

京都なかひがし3/29
「寒い日が続いていたかと思いましたら、いきなり暖かくなって、桜も一気に咲いてしまいました。でもまだお雛様の時期でうのでそれに沿ったお料理を行石ました」。
蛤飯蒸し、キンカンとつくしんぼう。菜の花煎り焼き。土に見立てた自然薯と一寸豆。猪燻製の自家製コンニャク挟み、凍り餅をまぶした猪脂で炒めた塩漬けキュウリ。酢漬け赤かぶと柚子の龍皮、カブ菜。飯蛸。
「椿が添えてありますが、椿は英語ではカメリヤです。ですからよく噛めりや」と。いつものようにダジャレで始まった。
2.蕗の薹を形どった器に入れられた、「椎茸、白板蒟蒻、揚げ蕗の薹の白和え」
 蕗の薹の苦みが淀んでいない。それと豆腐の甘みが出た白和衣の味が共鳴する。
3.シジミのお椀に入れられた、「白味噌椀、栃餅、大根」。厳しい冬を生き抜いた滋養を感じる甘みが体をいたわる。
4.「イワナの炭火焼き」 「身はホクホク、頭はカリカリ、骨はポリポリ、そしてシッポはピチピチに仕上げましたイワナです。頭が尻尾に向いておりますので、見返りイワナです」。
 頭の香ばしいこと。イワナは皮の香ばしさとコクを楽しむ魚ではないか? その対象として淡い淡い甘みのみがあるのではないか? その魅力を見事に焼き上げている。小夏のもとになった高知の一口小金、プチヴェール、ゆかり、田芹。
5.「鯉のお造り」清廉な身と皮。骨の煮こごり。残雪に見立てた辛味大根とてんじん、紅梅見立て。フェンネルの芯。ノビルの軸。菜の花の芽塩もみ。なずな。甘草、日本たんぽぽ。酸葉。
6.「若竹煮」 干し木の芽 別項参照
7.モロコ焼き。
8.ジビーフカツ。別項参照
9.青菜のおひたし。清らかさを感じるおひたし。人間の手で茹でられ調味されているのに、草の息吹が聴こえる。
10.ご飯は何回も。
①途中で煮えばなアルデンテ そして白いご飯
パープルおから。紫にんじんおから、ゆず絞り汁と赤かぶすりおろし。ブロッコリー。
②若いからすみと熟成からすみをかけた「CTKG」
③パリパリお焦げ(フランス)を、マルドンの塩と山椒オイル(オイルは中東)で食べる
④NYの夕陽
⑤白身だけを。
水菓子。
熟成コーヒー