おたふくソースを使って

食べ歩き , 日記 ,

おたふくソースを使って、ワインに合う新たな料理を、フレンチやイタリアンの料理人に作ってもらう。
こんな無謀なことを考えたのは、誰だろう?
しかし実際、この案は実行に移され、有能な料理人は嬉々として、新たなワインに合うお好み焼きを作理あげたのであった。
酒肆ガランスは、豚足と豚耳のガレットを作り、一見優しいようでいてしたたかなコラーゲンのうまみをソースと出会わせ、「アルザスロレーヌ地方の郷土料理です」といって出されても、信じてしまう顔をした料理を作り上げた。
京都「チェンチ」の坂本シェフは、カリリと細切りレンコンが主張する表面に、もっちりと粘る優しく甘い中身。そして上に爽やかさのアクセントで散らされた酢バスという、レンコンの魅力を総動員したガレットで唸らせた。
「羊香味坊」は、羊肉の獅子頭(肉団子)に、クミンと花椒を混ぜたソースが、テラリと輝く。
「リヨン」は、なんとアンドィエットにおたふくソースという禁じ手で、食べれば、パリの下町と広島の下町が出会った味わいに笑い出す。
詳細は発売中の「ワインホワット!?」で見てね。