「サラーム」

食べ歩き ,

  • 1トウモロコシの冷たいスープ ピスタチオと豆乳ヨーグルトa

  • 1トウモロコシの冷たいスープ ピスタチオと豆乳ヨーグルトa

  • 2キヌアのタブレ、トマト胡瓜と茗荷、スイカ 紫蘇

  • 3マッシュルームのクベ、ヴィーガンアリッサマヨネーズ

  • 4カリフラワーのロースト、アボカド オレンジとティロカフェテリ 辛いフェタソース

  • 5枝豆のファラエル、ビーツフムスとビタパンa

  • 5枝豆のファラエル、ビーツフムスとビタパンa

  • 6茄子、ズッキーニとハーブヨーグルト、バハラスパイス豆乳ヨーグルト ローストアーモンドアーモンド

  • 8ケールとフェタのスピナコピタ

  • 9ローストした白桃、ロースト人参と揚げハルミチーズ、ザタール

  • 10コシャリ、オクラとフライドオニオン スパイストマトソース

  • 11ピーチのコンポート、ローズウォーターのグラニテルバーブ 桃 ローズウォーターねっとりザタール

青山「BURN」の総料理長で、レシピ本「ヴィーガンレシピ」をヒットさせた米澤文雄シェフの手による、中近東ヴィーガン料理店。

互いになじみの薄い料理であるが、虚心坦懐に食べればその美味しさに心打たれる。

間違い無く、明日のトレンドとなる料理である。

「トウモロコシの冷たいスープ ピスタチオと豆乳ヨーグルト」

一口でトウモロコシの優しい甘みが舌に広がり、後から豆乳ヨーグルトの柔らかな酸味とローストしたカシューナッツの香ばしさが追いかけ、さらに甘みの後から現れるゆかりのような酸味は、中近東のスパイス“スマック“で、甘味と酸味が、食欲を掻き立てる。

「キヌアのタブレ」

クスクスとキヌアのサラダで、夏を運ぶ胡瓜やスイカの香り、トマトの甘酸味など、様々な風味や食感が入り組んで気分をp盛り上げる。楽

「マッシュルームのクベ、ヴィーガンアリッサマヨネーズ」

クベとはコロッケに似た料理で、サクッと香ばしい衣が弾けると、ボロネーズソースのように感じる濃縮したマッシュルームソースの旨味が現れて、思わず顔が崩れる。そこへまろやかにからむ豆乳を使った辛いマヨネーズソースもいい。

「カリフラワーのロースト、アボカド オレンジとティロカフェテリ 辛いフェタソース」

ローストされて甘みを増したカリフラワーがなんとも素晴らしい。そこへ辛味を加えたフェタチーズの旨味、アボカドのコク、オレンジ香などが、精妙に絡み合う。

「枝豆のファラエル、ビーツフムスとピタパン」

枝豆団子にビーツ風味のフムス(豆のペースト)とパンである。団子の優しい甘みとフムスの素朴な甘みを合わせた、しみじみとした美味しさが広がる。

「茄子、ズッキーニとハーブ豆乳ヨーグルト、ローストアーモンド ハラスパイス(黒コショウ、コリアンダー、 パプリカ 、 カルダモン 、ナツメグ、 クミン 、 クローブ、シナモンなどのミックススパイス)」

揚げたナスの甘みに複雑な香りがからむ。今まで知っているナスの味でありながら、異国の香りが胸をときめかせる不思議な魅力に惹かれる料理である。

★「ケールとフェタのスピナコピタ(ギリシャ料理で、本来はほうれん草とチーズのパイ包み)」

パリッとパイ生地が砕けると、ケールのほろ苦さとフェタの優しい甘みが抱き合う。

コシャリ、ベースのスパイスオクラとフライドオニオン スパイストマトソース」

エジプトの国民食的 ご飯料理。バスマティライスにレンズ豆やひよこ豆など複数の素材が醸し出すバランスが楽しく、スプーン持つ手が止まらなくなる。スパイスを利かせたトマトソースもたまりません。

こうした料理に、自家製ズーグ(青唐辛子のホットソース 青唐辛子 ハラペーニョ 香菜など)を頼み、つけて食べると、さらにコーフン度が増すのでおすすめである。

★「ピーチのコンポート」

デザートは、ローズウォーターのグラニテやルバーブが添えられる。ねっとりと舌にしなだれるグラニテと桃のコンポートは、色っぽく、エキゾチックな風を運んでくる。

単なる中近東料理に終わらずに、様々な味や香りや食感を巧みに混ぜ込んで、主素材の魅力を引き上げる点が見事

様々な味や香りや食感を巧みに混ぜ込み、主素材の魅力を引き上げる点に虜となるは必至。