白身魚
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最初の一口は
食べ歩き最初の一口は、少し昆布を感じた。 しかしあいなめを突き崩し、食べたらどうだろう。 あいなめの甘味とつゆが滑らかに抱き合い、海の豊饒を誇りだす。 滋味……
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名古屋「得仙」
食べ歩き名古屋「得仙」は、ある女流作家が、「予約している人が、ご不幸にならない限り席が空かない」という、一年中の予約が埋まってしまっている、アンコウ鍋の店。 すこし……
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「たいしたことないじゃん」
食べ歩き「たいしたことないじゃん」。 恐る恐る口にして、素直にそう思った。 以前、ソウルでの経験が、強烈であったがためにそう考えたらしい。 しかし甘かった。 1……
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鱒、木の芽、幽庵、魯山人
食べ歩き , ポエム器と魚は、悠久の時を共に過ごしたようだ。 両者の間には、何の隔たりも異空もない。 ただただてらいのない、自然がよこたわる。 今箸が入れられる。……
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感動のように頼もしく
食べ歩き感動のように頼もしく、力強く揺らめいて、グラスを、我々の顔を照らし出す。 心を安寧に導く暖炉の灯りが、奥でうごめいている。 広尾「ACCA」の夜。 ……
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手がきれいな人である。
手がきれいな人である。所作だけでなく、白く、ツルンとした手で握る、姿がいい。 「手がきれいですね」というと、「顔が悪いから、手だけはきれいにしているんです……
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繊細な味付けと春の香りに満ちた皿
食べ歩き数年ぶりに経堂「彩雲端」を訪れた。 千脇さんの繊細な味付けと春の香りに満ちた皿に酔う。 干し白魚と筍と青のりを合わせた皿の優しい滋味 一転して穴子の煮物の……
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北沢美枝さん80歳
食べ歩き , 寄稿記事「こんちくしょう、負けるものかってね」。 かわいい目を細め、女将は笑った。 30年前に大病を患い、体重が半分になった。病院に通うバスの、一段さえも登……
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「くろぎ」にて
食べ歩き白筍のつたないエロさににやけ、ボラの脂に唸る。 春の苦みと香りをふんだんに盛り込んだ12皿。 飛龍頭の百合根の火の通し、黒豆とジャガイモの寄せものの優しさ……
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〜独りフグ鍋〜
日記〜独りフグ鍋〜 風邪ぎみのため、予定をキャンセルして一人鍋。 荒木町「しほ瀬」で、独りカウンターでフグ鍋だ。 一人鍋はいい。 白菜を入れ、フ……
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