魚介
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電気を消すと
食べ歩き電気を消すと、小さな小さな青白い光が、灯った。 消えゆくような弱々しい光だが、命の存在を歌う自由がある。 さっと茹で上げ、小鉢に入れた。 熱々の身体……
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14皿の料理に、富山の春が満ちていた
食べ歩きサクラマス、蕪、ホタルイカ、ズワイガニ、富山葱、牡蠣、菜の花、銀杏、熊、コンカイワシ、ゲンゲ、黄かぶら、ブルーベリー、アスパラ、フキノトウ、猪、百合根、オコゼ、……
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篠原裕幸料理長34歳。
食べ歩き焼味は明炉にて、勇気と感を注ぎ込んで焼き上げた者だけに宿る、香ばしさと豊かな肉汁がある、 中でも豚の背脂で挟んだレバーの焼物は、脂の甘みとればーのねちっこい甘……
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大阪千里山「柏屋嘉翆庵」
とてつもなく危険
食べ歩きホタルイカの精が、舌の上でのたうち回っている。 茹でたホタルイカから、目と足と墨袋(なんという仕事)を取り、ミルでまわして作ったペーストを、そばそうめんにから……
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渋谷「大漁」閉店
茹で蛸。
食べ歩き「今日は久里浜の蛸が入ってんだ。刺身食べるかい」。 居酒屋の親父が嬉しそうに聞くが、僕はすげなく断る。 やがて夜が更けると、蛸は茹でられる。 その気配を感じた……
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「味の正福」で大人買い
食べ歩き焼き魚も煮魚も惣菜も、味噌汁も御飯も冷や奴に至るまで、いちいちうまくてやんなっちゃう。 日本一の定食屋、博多天神「味の正福」で大人買い。 四人で片っ端か……
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ぼくはナマコになった
食べ歩きぼくはナマコになった。 柳橋連合市場で一盛り千円という、この値段でいいの?このわたを買い、休憩所で朝食。 新いかと赤ナマコ、赤貝もメカブも参戦させてやっ……
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大人の遠足@有田 第二弾
日記大人の遠足@有田 第二弾 名水でそだてた鯉の清冽 柿右衛門のお雛様 整然と眠りにつく柿右衛門の描き場 夕飯は龍水荘で。 たわわに実った金柑の大……
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「料理の説明が爽やか」
食べ歩き「料理の説明が爽やか」。 同席者が言った。 須本シェフの料理の説明には、「どうだすごいだろう」という見栄がない。 実際は、「どうだすごいだろう」食材が使わ……
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あん肝の味噌漬けは、
食べ歩きあん肝の味噌漬けは、味噌の味が出すぎずに熟れて、肝がどっしりと落ち着いた味わいになっている。 わさびの酒粕漬けは、酒粕の香ばしさとわさびの爽やかな香りが馴染み……
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