食材
(4531件)-
朝のときめき。
ポエムグレープフルーツを飲むのは、起きぬけに限る。 冷蔵庫で冷やしておいたグレープフルーツを取り出し、絞り器で絞って薄手のグラスに入れ、コクッと飲む。 清々しい香り……
続きを読む -
玉子は1分半茹でる
食べ歩き玉子は1分半茹でる。 かけ醤油は二種類合わせたもので出汁が出すぎないほどに少し混ぜてある。 ご飯は炊きたて、真ん中を少し凹ませてある。 割った電球で丹念に……
続きを読む -
一つの宇宙が僕の中で回っている
食べ歩き , ポエム一つの宇宙が僕の中で回っている。 レバーは、クリッと歯の間で響き、甘えながらも拒絶するように響いていく。 もう焼酎は何杯目だろうか。 一人小豆色の軟体を箸……
続きを読む -
中庭の藤が咲き枝垂れるころ
日記中庭の藤が咲き枝垂れるころ、岡山「紺屋荘」では、「鮑とレタスのしゃぶしゃぶ」が用意される。 若女将が、薄く薄く切った鮑とレタスを、出汁に潜らせて取り分ける ……
続きを読む -
天然のアマゴが生んだ子は
食べ歩き天然のアマゴが生んだ子は、河川に残留せず海に出て、サワラ用の網に捕まってしまった。 その希少な瀬戸内のサクラマスを、高松「中川」のご主人が炭火で焼いてくれた……
続きを読む -
味覚が、裸にされていった
食べ歩き味覚が、裸にされていった。 味蕾に堆積していた常識や馴れという概念がはがされ、本来のプリミティブな味覚がむき出しになっていく。 そんな料理だった。 ……
続きを読む -
今年も名古屋「得仙」に席をいただいた
食べ歩き今年も名古屋「得仙」に席をいただいた。 ずらりと並んだ最上級の食材。伊勢の伊勢エビに、赤穂のまるまると太った牡蠣。葱も春菊も三つ葉もしん薯も、この上なく上質……
続きを読む -
西京焼とは
食べ歩き西京焼とは、この魚のために生まれてきたのではないだろうか。 さわらの控えめも、銀ダラの出しゃばりも、そこにはない。 魚の脂と味噌の甘みが、きれいに馴染ん……
続きを読む -
広尾「アラジン」
ホワイトアスパラガスを前にして
食べ歩きホワイトアスパラガスを前にして、どちらから食べようかなあと、いつも迷う。 ロワールから届いたアスパラは、太く、凛々しく、シブレット入りバターソースと生ハムをまと……
続きを読む -
「かくや」という
食べ歩きこの料理を真似しようと作ったが、似て非なるものしか出来なかった. 「かくや」という。 沢庵と野菜を細かく刻んで合わせた料理で、徳川家康の料理人の岩下覚弥……
続きを読む