近畿
(188件)-
その小さい体をそっと噛めば
食べ歩きその小さい体をそっと噛めば、卵が弾けてカラスミに似たうまみが舌をあおる。 澄んだ水の中を泳いでいるのだろう。 その後に、淡い淡い甘みが、そっと広がるのだ。 ……
続きを読む -
山への畏怖が
食べ歩き山への畏怖が、小さな足音を響かせている。 里への敬意が、静かに満ちている。 干した稚鮎を揚げて、二日間煮た鮎の卵をのせ、その煮汁を流し、天然の木耳とハタケシ……
続きを読む -
迷わず買った。
駅弁迷わず買った。 米原駅の駅弁は、「湖北のはなし」が有名だが、目もくれずに買った。 「おかかごはん」弁当である。 おかかごはんに900円は、いささか高いと思……
続きを読む -
茸への礼儀
食べ歩き山奥の精が破裂した。 吉田牧場のラクレットがかけられた、あかやまとりだけを噛むと、くにゃりと歯の間でもだえ、おびただしい茸の香りが鼻に抜けた。 香りがくんず……
続きを読む -
神戸花隈 洋食の朝日。
東京とんかつ会議議員なのに
食べ歩き東京とんかつ会議議員なのに、欲望に抗いきれず、ポークチャップを頼んでしまった。 しかも、せっかく20分も並んだのだからと、後方に見えるエビフライとクリームコロッ……
続きを読む -
ギャル2人旅。
日記ギャル2人旅。遊びがあって、スキがない。カッコいい。さすが神戸。
続きを読む -
「ぬるいサバ」
食べ歩き「ぬるいサバ」。 熱々の皿にサバの切り身が置かれている。 皮は焼かれているが、身はまだ生の気配ままである。 香ばしいサバの皮に歯を立てると、身に、ずぶりと……
続きを読む -
獲れたてのサルエビ(川津海老)は
食べ歩き獲れたてのサルエビ(川津海老)は生を剥いて食べ、茹で立てを食べる。 太刀魚は、細かい塩で締めてから、荒い塩で和えた、二段塩〆で、うま味がぐんと滲み出る。 青……
続きを読む -
タコは、揉まれ、茹で
食べ歩きタコは、揉まれ、茹で、冷水にさらされ、切られてもなお、生きようともがいているに違いない。 切られた断面は、真っ平らではなく、不規則に盛り上がっている。 粗塩……
続きを読む -
<正法『やあ!』のやり方>
日記 , やぁ!<正法『やあ!』のやり方> ① 右手になにも持たない。 ② 邪念を捨てる。 ③ イチニノサンで全員心を一つにし、『やあ!』と、声を上げる。 ④ 大きな声……
続きを読む