割烹
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湯島「いづ政」
神田生まれの関西料理。
食べ歩き「うわっ 脂がのってやがる」 80歳を超えられたご主人が、のどぐろを焼きながら、ひとりごちていた。 やがて焼き上がると 「いやあ、美味しそうだねえ」と言って、……
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〈神戸ディープシリーズ第一弾〉ふぐ。
食べ歩き〈神戸ディープシリーズ第一弾〉 その白子は、どの魚の白子より品がある。 さらりとしていながら、余韻が、なんと艶っぽいのか。 舌の上では、他の白子のようには迫ら……
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浄める味2。
食べ歩き★のみの山菜粥 行者さまの体を癒す。しみじみとした美味しさが心を温める。 ★アケビの新芽 きのもえ 木の芽 木の燃ゆる 苦味が体を清める。私たちにと……
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四谷荒木町「たまる」
国家的損失。
食べ歩き「牧元さん、どこかに書いてもらってもいいけど、もうひらめはやらないことにしたんだ」。 「えっ?....。」 思わずコトバを失った。 もう一生、あのひらめの……
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金沢「片折」
清澄な色気。
食べ歩き食べた瞬間、自分は乳児かと思った。 海のミルクが慈愛を伴って、口の中の粘膜をさする。 白子である。 その白子は、今まで食べたどの白子とも違っていた……
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金沢「片折」
かぶらずしの現在位置。
食べ歩きかぶら寿司とこのわたの細巻きが、赤城さんの漆器の上に置かれていた。 さりげない。 どこまでもさりげない佇まいだが、一瞬手をつけるのを躊躇わせるような耽美が、呼……
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山形「出羽屋」
自然への畏怖。
食べ歩き森の声を聞く。 樹々や土、空気や水の鼓動を知る。 自然への畏怖を感じ取る。 「出羽屋」では、皿の一つ一つから,普段都会にいては窺い知れぬ、山の神秘が叩きつけ……
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元赤坂「辻留」
「辻留」2月祝膳
食べ歩き辻留 向付 ヒラメの薄造り 芽ネギ、染めおろし、ポン酢 永楽の緑ごうち 椀物 雑煮、粟餅、鴨丸、亀甲大根、日の出人参 柚子 松皮菱煮物椀 秀衛椀ひでひ……
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元赤坂「辻留」
相手のことを思いやる
食べ歩き懐石の心は、1素材を活かす 2旬のものを使う 3相手の思いやるの三点だと、三代目「辻留」の辻義一さんから教わった。 誕生日に「辻留」に出向いたら、お軸は福田……
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粕汁という慈愛。
食べ歩き粕汁とは慈愛である。 ぐじのアラと骨でとった出汁に、白岳仙の酒粕を溶き、焼きぐじをを忍ばせる、 「近所の農家が作ってくれたカブと金時人参、矢田部ネ……
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