割烹
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なんという脂だろう
食べ歩きなんという脂だろう。 みっちりと身につけているのに、いやらしくない。 舌の上に甘みをのせて、さらりと消えていく。 残るは、胸のすく清々しい香り。 これが……
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マカレイ。
食べ歩き板前割烹というスタイルを作った、銀座「浜作」の名物は「かれいの煮おろし」である。 この料理は、スプーンで解体し、我先にとすくいあって食べるのがたまらない。 か……
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非日常を楽しんで欲しい。
食べ歩き盛り込み。@有いち 非日常を楽しんで欲しい。店主の心根からうまれた、7品。しあわせ。
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鱧落とし
食べ歩き鱧落とし@あをき人形町 鱧落とし。このねだんでは、極めて誠実品を伴った甘さ。
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今東京は、朝食が面白い。
食べ歩き , 寄稿記事今東京は、朝食が面白い。 例えば、西麻布の「栩翁S」。昼夜の営業はせず、朝と夜の営業で、見事な朝食を出す。 夏盛りのある日のおかずは、島根の漁師が趣……
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年魚の尊さ。
食べ歩き「鮎自身が持っている脂で、揚げ物のように香ばしく焼く」。 岐阜「泉屋」の 代目、泉善七さんはそう語る。八月に店で食べた和良川の鮎は、人間が鮎に敬意を込めた、至……
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アジフライの真実。
長年アジフライを見下していた。 だが六本木「田はら」で、すっかり改心させられた。 衣にカリッと歯を立てれば、甘い湯気が立ち上り、ほっくりと崩れる厚い身から、甘……
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旬の歳時記 賀茂茄子6-10
食べ歩き「辻留」で出された賀茂茄子の田楽に、目を見張った。 味噌につけられた細かい格子模様が精密で、それぞれがピンと尖って天を指す。 焼けた味噌の香りが辺り……
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旬の歳時記 冬瓜6-9
食べ歩きガラスの小鉢に、冬瓜の冷やし煮浸しが座っている。 薄緑を帯びた半透明の体は、凛として涼やかで、静かに出汁を抱いていた。 上には茶筅で散らした青柚子皮……
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一皿目
食べ歩き一皿目、旬の揚げ物として供された皿は、「サマートリュフの天ぷら」だった。 薄切りにして、そのほのかな淫靡香とにんにく香が入り混じった夏トリュフ。 しかし我々……
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