割烹
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カマスは男だった
食べ歩きカマスは男だった。 流麗な体を持ちながら、不器用で、あか抜けない。 ややもすると、野暮ったい。 そこがいじらしい。 だから油とあう。 天ぷらなんか最高……
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炙られたサンマが
食べ歩き炙られたサンマが、皮の香ばしさを自慢し、思わず目を細めたところで脂がゆるると広がっていく。 漬けるは肝醤油。 肝の甘みも加わって、しなやかな秋刀魚の刺身は、……
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京都「むろまち加地」
食べ歩き京都「むろまち加地」の「大人のポテサラ」。 蟹味噌入り。完潰れ。 蟹味噌が結構入っているという。 自家製マヨネーズで蟹味噌の風味が消えないように、かといっ……
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魚も肉も骨際の肉がうまい
日記魚も肉も骨際の肉がうまい。 口の中で骨から肉をはがそうとする刹那、生物が命の雄叫びを上げる。 その道理をふまえて切られた鱧の刺身を、口に運ぶ。 しこ……
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久田の豚バラしょうが焼き
食べ歩き久田の豚バラしょうが焼き。いい豚肉と玉ねぎ、下手力のある甘辛味がご飯を呼ぶ!
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アヴァンギャルド賞味会
食べ歩き菊乃井本店で行われたアヴァンギャルド賞味会。 黄ニラとポン酢ジュレを包んだシマアジや、トマト自体がもつ滋味が素直に生きたスープに湯葉豆乳クリームの甘味が優し……
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お造りは、スズキと鰹
食べ歩きお造りは、スズキと鰹。 スズキはほのかなうま味を体に孕んで、静かに甘い。 鰹はねっとりと身がきめ細かく、あぶり香とともに溶けていく その後は、桜エビ……
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そう言って笑った
食べ歩き「自宅に近いところがいいと思って始めたのが20年前、50の時です」。 そういって、松下さんは語りだした。 「周りには飲食店もないし、駅からも10分かかる。「……
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「松下」怒涛の21皿
食べ歩き「松下」怒涛の21皿 2時間30分 ①紅心大根のすり流し。松下の一歩はいつもすり流しで、優しい気分に引き刷り込む。 ②江戸前キスのソテー わさび菜、トマ……
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「雷神」
食べ歩き風神とくれば雷神である。 朱、緑、藍、黄で「風神、雷神」の四文字が書かれた小鉢が登場した。 顔を近づけて、ゆっくりと蓋を取る。 その瞬間、春の香気が顔を包……
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