「祇園にしむら」の

食べ歩き ,

 

「祇園にしむら」の一最初の皿で、腑に京都が落ちた。
「子持ち鮎の飯蒸しでございます」。
山利の白みそ汁に、飯蒸しと子持ち鮎の甘露煮に和芥子。
白みそ、ご飯、鮎の甘みと温かみが、寒気に縮んだ喉と心をほどき、ゆるりと開いてくれる。
これから出会う料理への喜びが、高まっていく。、