カレー
(190件)-
丸の内 「星のや東京」
朝カレー。
食べ歩き二つの羽釜が火にかけられ、米が炊かれ始めた。 傍では、ソースに火が入れられる。 やがてご飯が炊き上がった。 蓋を取れば、甘い香りが顔を包む。 アルデンテ気味に……
続きを読む -
京都「殿田」
これでよい。
食べ歩きもっと美味しい出汁はあるだろう。 もっと香りのする麺もあるだろう。 だがこれでよい。 見よ、この佇まいの美しさを。 京都「殿田」の「すうどん」である。 控えめな……
続きを読む -
京都「食堂みやざき」
シリーズ「いい店とは、会いたい人がいる店である」4
食べ歩き「いい店とは、会いたい人がいる店である」シリーズ4 店主宮ちゃん37歳は、目力がいい。 目がちょっと、桐谷健太に似ていて、力が強いのだが、笑うとかわいい。 それ……
続きを読む -
京都 三条 「篠田屋」
「皿盛」と「中華」。 <京都の平生>58
食べ歩き「皿盛」。「中華」。「皿盛」。「中華」。 三条「篠田屋」に次々と入ってくる客は、この二つの言葉しか発しない。 しかも席に座る前に、メニューを見ようともせず、どち……
続きを読む -
神田 本石亭
ドライカレーの矛盾と逃げ道。
食べ歩きドライカレーは矛盾に満ちている。 「カレー」という言葉は、タミール語でスパイスの入ったソースを意味する「カリ」に由来し、水気のある煮込み料理の形態を表す。 つ……
続きを読む -
東銀座「レフアオキ」
エレガントでさえある。
食べ歩きアミューズは赤カブの冷たいポタージュリエだった。 地味な食材ながら、美しい。 一口飲むと、カレーが香り、その後からカブの甘みがのっそりと広がっていく。 カレーの……
続きを読む -
やってはいけないこと。
食べ歩き500円と1500円のカレーライスを比べて、1500円は500円の3倍美味しくないといけないという人が稀にいるが、それはナンセンスだということを、多くの人は知っ……
続きを読む -
<パティスリーアサコ>2
食べ歩き玄人はだしである。 スペイン産マルコナ種アーモンドを使ったというブランマンジェは、自立するギリギリで固まっている。 スプーンできれいにすくえるのだが、、……
続きを読む -
京都「殿田」
雪が降ったらカレーうどんを食べよう。<京都の平生>49
食べ歩き雪が降ったらカレーうどんを食べよう。 香ばしい湯気が、顔にかかる。 醤油と出汁とカレーの下手な湯気が、ふわんとやってくる。 匂いを心まで吸い込み、箸を取る。 ふ……
続きを読む -
代々木上原の町蕎麦屋「朝日屋」
ハメをはずす
食べ歩き時に人間は、ハメをはずすことが大切である。 僕の場合は、ハメをはずすといっても小さなことで、人に迷惑をかけるのではない。 昨日も、一人静かにハメをはずした。 代……
続きを読む