和食
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百年の伝統を受け継ぐ、熱き味わい
食べ歩き「全盛期の五分の1でしょうか」。 高知県土佐清水市、ジョン万次郎の出身地となる中村で、百年間宗田節作りを続けている「新谷商店」の四代目は、静かに言われた。……
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新種のペラ焼き
食べ歩き新種のペラ焼きも、見逃せない。 もう一軒の店「タッチ」も尋ねた。 <にしむら写真> ペラ焼きハシゴである。 こちらはペラ焼きだけでなく、……
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なぜこんな店が東京にないのだろう
食べ歩き8371番目の夜だった。 35年間営まれてきた店は、閑静な住宅街の中で灯りを落とし、ひっそりと佇んでいる。 「いらっしゃいませ」。いつものように……
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それは、人間が触れてはいけない甘みだった
日記それは、人間が触れてはいけない甘みだった。 どこまでも気高く、凛々しい甘みである。 凍土の下から掘り出された人参は、揚げる寸前に泥を拭い、洗われ、切られる。……
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まるでムースである
日記まるでムースである。 噛んだ途端に魚の身体が、甘い煙となって口に舞う。 ふわりと、優美な甘みが広がって溶けていく。 ふわふわ、ふわふわふわり。 ……
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出された瞬間、喜びはしたものの、際どいかなとも思った
食べ歩き出された瞬間、喜びはしたものの、際どいかなとも思った。 海老芋、焼き白子、ウニである。 まず白子を潰し、ウニと混ぜる。 そっと食べてみれば、最初に艶……
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噛んで。もっと噛んで。
日記噛んで。 もっと噛んで。 鯛のカマが、囁いた。 一回噛んだだけでは到達せぬうま味が、肉体の深層にある。 噛んで、噛んで、噛みゆくうちに、口を満たし、……
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最初はきれい
日記最初はきれい。 澄んだうま味が、舌を滑ってゆく。 ゴボウを噛む。 筍を噛む。 桜島大根を崩す。 椎茸を口に含む。 ニンジンを潰す。 豚ばら肉の塊に……
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カニはまだ海の底にいた
日記カニはまだ海の底にいた。 肉をそっと噛むと、カニの体液がしたたり落ちる。 命が微かに動く。 淡い淡い甘みを感じたが、それは甘みではなかったのかもし……
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小さな小さなお重に
日記小さな小さなお重に、おせちが並ぶ。 ミニマムの魅力を求める、六本木ミッドタウン「水蓮」の真骨頂である。 見た目の華やかさだけではない。 小さくとも食材の持……
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